115D035第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯内療法学

感染根管に対する原因療法はどれか。 3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・b・e

正答

a、b、e

この問題のポイント

感染根管治療の原因療法は、根管内の細菌とその栄養源となる感染歯質を減らすことです。疼痛や腫脹だけを軽減する処置と区別します。

解説

感染根管では、根管壁の感染歯質、根管内の壊死組織、細菌性バイオフィルムが根尖性歯周炎を持続させます。したがって、機械的拡大・形成と感染歯質の除去、薬液による根管洗浄、根管貼薬を組み合わせて細菌数を減らします。

根管洗浄は器具が届かない部位の有機質や細菌へ作用し、切削片を洗い流します。根管貼薬は治療間の残存細菌を抑制します。感染歯質の削除は感染源そのものを機械的に除去します。

切開排膿は膿瘍による圧を下げ、鎮痛薬は痛みを軽減しますが、いずれも根管内感染源の除去にはなりません。

選択肢の確認

a.根管洗浄
正しい。
薬液の化学的作用と洗浄作用によって、根管内の細菌、壊死組織、切削片を減らす原因療法です。

b.根管貼薬
正しい。
治療間に根管内へ薬剤を置き、機械的形成や洗浄後に残る細菌を抑制します。

c.切開排膿
誤り。
波動を伴う膿瘍などで圧を下げる対症的処置として有用ですが、根管内の感染源を除去する処置ではありません。

d.鎮痛薬の投与
誤り。
疼痛を軽減しますが、根管内の細菌や感染歯質を除去しないため原因療法ではありません。

e.感染歯質の削除
正しい。
細菌が侵入した根管壁の歯質を機械的に除去し、感染源を減らします。

覚えるポイント

  • 原因療法は細菌、壊死組織、感染歯質の除去です。
  • 根管治療では機械的清掃と化学的清掃を組み合わせます。
  • 切開排膿と鎮痛薬は症状を軽減しますが、根管内感染源は残ります。

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