115D020|第115回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
経胎盤感染するのはどれか。 1つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
母体の血流から胎盤を介して胎児へ感染し、先天異常を起こす代表的ウイルスは風疹ウイルスです。
解説
妊娠初期の母体が風疹に感染すると、ウイルス血症を経て胎盤から胎児へ感染し、先天性風疹症候群を生じることがあります。代表的な所見は先天性心疾患、難聴、白内障です。
垂直感染には経胎盤感染、産道感染、母乳感染などがあります。本問では、その中でも胎盤を通過する代表例を選びます。
選択肢の確認
a.ノロウイルス
誤り。
ノロウイルスは主に糞口感染や汚染食品を介して急性胃腸炎を起こします。代表的な経胎盤感染ウイルスではありません。
b.風疹ウイルス
正しい。
妊婦の感染後に胎盤を介して胎児へ感染し、先天性風疹症候群を起こし得ます。
c.ムンプスウイルス
誤り。
ムンプスウイルスは主に飛沫感染し、流行性耳下腺炎を起こします。経胎盤感染による典型的な先天感染症ではありません。
d.インフルエンザウイルス
誤り。
妊婦の重症化や妊娠経過への影響は問題になりますが、胎児へ経胎盤感染する代表的ウイルスではありません。
e.ヒトパピローマウイルス
誤り。
ヒトパピローマウイルスの母子感染では分娩時の曝露などが検討されますが、本問で問う代表的な経胎盤感染ではありません。
覚えるポイント
- 風疹ウイルスは経胎盤感染します。
- 先天性風疹症候群は心疾患、難聴、白内障が重要です。
- 垂直感染は経胎盤、産道、母乳の経路に分けて整理します。