119C066|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
口腔粘膜疾患とその原因の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
正しい組合せは、天疱瘡―自己抗体産生と手足口病―ウイルス感染です。
解説
天疱瘡はデスモグレインに対する自己抗体によって上皮内棘融解を生じ、破れやすい水疱やびらんを形成します。手足口病はエンテロウイルスによる感染症で、口腔内の小水疱・潰瘍と手足の発疹を認めます。
口腔粘膜疾患では、自己免疫、感染、薬剤、機械的刺激など病因を分類して覚えます。
選択肢の確認
a.黒毛舌 遺伝子変異
誤り。
黒毛舌は舌乳頭の角化延長と着色による後天性変化で、抗菌薬、喫煙、口腔清掃不良などが関与します。遺伝子変異が代表原因ではありません。
b.天疱瘡 自己抗体産生
正しい。
天疱瘡はデスモグレインに対する自己抗体による自己免疫性水疱症です。
c.手足口病 ウイルス感染
正しい。
手足口病はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによるウイルス感染症です。
d.口腔カンジダ症 細菌感染
誤り。
口腔カンジダ症は真菌であるCandidaによる感染症で、細菌感染ではありません。
e.壊死性潰瘍性口内炎 物理的刺激
誤り。
壊死性潰瘍性口内炎には嫌気性菌、免疫低下、栄養不良などが関与し、単なる物理的刺激が原因ではありません。
覚えるポイント
- 天疱瘡は自己抗体による上皮内水疱です。
- 手足口病はエンテロウイルス感染です。
- Candidaは細菌ではなく真菌です。