39PM20第39回 臨床工学技士国家試験 過去問

病理・臨床医学腎・消化器・血液疾患腎不全・透析原疾患・肝炎/肝硬変・貧血

肝硬変の非代償期にみられる所見はどれか。 a.黄 疸 b.腹 水 c.高コレステロール血症 d.血 尿 e.女性化乳房

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、肝硬変の非代償期にみられる所見を選びます。

肝硬変では、肝機能が保たれている代償期から、肝機能低下が明らかになる非代償期へ進行すると、黄疸、腹水、肝性脳症、出血傾向、女性化乳房などが問題になります。

解説

肝硬変は、慢性肝障害の結果として肝臓が線維化し、正常な肝構造が失われる病態です。

非代償期になると、肝臓の代謝・合成・解毒機能が低下し、門脈圧亢進も目立つようになります。

小項目を確認します。

  • a.黄疸
    肝機能低下によりビリルビン処理が障害され、黄疸がみられます。

  • b.腹水
    門脈圧亢進、低アルブミン血症、腎での水・ナトリウム貯留などにより腹水が生じます。

  • c.高コレステロール血症
    肝硬変の非代償期では、肝の合成能が低下するため、典型的な所見としては適切ではありません。

  • d.血尿
    肝硬変の非代償期を示す代表所見ではありません。出血傾向は起こりえますが、血尿そのものを典型所見として選ぶ問題ではありません。

  • e.女性化乳房
    肝臓でのホルモン代謝障害により、男性で女性化乳房がみられることがあります。

したがって、非代償期にみられる所見は a、b、e であり、選択肢2が正答です。

ひっかけポイント
肝硬変では「肝臓の合成能低下」と「門脈圧亢進」をセットで考えます。腹水や黄疸は非代償期の重要所見です。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1は a、b、c の組合せです。aとbは正しいですが、cの高コレステロール血症は非代償期肝硬変の代表所見として不適切です。

2.正しい。
選択肢2は a、b、e の組合せです。黄疸、腹水、女性化乳房はいずれも肝硬変の非代償期でみられる所見です。

3.誤り。
選択肢3は a、d、e の組合せです。aとeは正しいですが、dの血尿は代表所見ではありません。

4.誤り。
選択肢4は b、c、d の組合せです。bは正しいですが、cとdが不適切です。

5.誤り。
選択肢5は c、d、e の組合せです。eは正しいですが、cとdが不適切です。

覚えるポイント

  • 肝硬変の非代償期では黄疸、腹水、肝性脳症、出血傾向が重要です。
  • 腹水は、門脈圧亢進と低アルブミン血症が関係します。
  • 女性化乳房は、肝臓でのホルモン代謝障害により起こります。
  • 肝硬変では、合成能低下によりアルブミン低下や凝固異常が問題になります。

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