39PM19|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能解剖生理筋・神経・泌尿器・消化器・内分泌
前立腺肥大症で特徴的な症状はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、前立腺肥大症の下部尿路症状を理解しているかが問われています。
前立腺肥大症では、前立腺が尿道を圧迫し、排尿障害や蓄尿症状がみられます。頻尿、夜間頻尿、尿勢低下、排尿開始遅延、残尿感などが重要です。
解説
前立腺は膀胱の出口付近で尿道を取り囲むように存在します。
前立腺が肥大すると、尿道が圧迫されて尿の通過が悪くなります。その結果、膀胱に尿が残りやすくなり、何度も排尿したくなる頻尿や夜間頻尿が起こります。
また、排尿開始まで時間がかかる、尿の勢いが弱い、排尿後も残っている感じがする、といった症状も特徴的です。
発熱や腹痛は感染症や炎症、他の腹部疾患でみられやすい症状です。血尿は泌尿器疾患でみられることがありますが、前立腺肥大症の最も特徴的な症状としては頻尿が適切です。
ひっかけポイント
前立腺肥大症では「尿がたくさん作られる」のではなく、「尿が出にくい・残りやすい」ことが問題です。その結果として頻尿になります。
選択肢の確認
1.誤り。
発熱は前立腺炎や尿路感染症などでみられやすい症状です。前立腺肥大症の特徴的症状ではありません。
2.誤り。
多尿は尿量そのものが増える状態です。糖尿病、尿崩症、利尿薬などで問題になります。前立腺肥大症では尿量増加よりも排尿困難や頻尿が中心です。
3.誤り。
血尿は膀胱炎、尿路結石、腫瘍などでもみられます。前立腺肥大症でも起こることはありますが、特徴的症状として最も適切なのは頻尿です。
4.正しい。
前立腺肥大症では膀胱出口部の閉塞や残尿により、頻尿や夜間頻尿がみられます。
5.誤り。
腹痛は前立腺肥大症の代表的症状ではありません。尿閉が強い場合には下腹部膨満感や痛みを伴うことがありますが、特徴的症状としては頻尿が適切です。
覚えるポイント
- 前立腺肥大症では、尿道が圧迫されます。
- 代表症状は頻尿、夜間頻尿、尿勢低下、排尿開始遅延、残尿感です。
- 多尿は尿量が増える状態であり、前立腺肥大症の本態とは異なります。
- 尿閉が進行すると腎機能障害につながることがあります。