39PM12|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
頭蓋底骨折を示唆する所見でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、頭蓋底骨折を示唆する所見を理解しているかが問われています。
頭蓋底骨折では、鼻出血、耳出血、髄液鼻漏、髄液耳漏、眼周囲の血腫などが重要です。一方、運動性失語は大脳皮質の言語中枢障害を示す所見であり、頭蓋底骨折に特異的な所見ではありません。
解説
頭蓋底骨折は、頭蓋骨の底部に生じる骨折です。骨折部位によって、鼻腔、耳、眼周囲に特徴的な所見が現れます。
特に重要なのは、髄液漏です。硬膜が損傷されると、髄液が鼻から出る髄液鼻漏や、耳から出る髄液耳漏がみられることがあります。これは髄膜炎などの感染リスクにも関係するため、臨床的に重要です。
また、鼻出血や耳出血、眼周囲の血腫も頭蓋底骨折を疑うきっかけになります。
運動性失語は、主に優位半球の前頭葉にある運動性言語野の障害でみられます。頭部外傷で起こることはありますが、頭蓋底骨折を示唆する典型所見ではありません。
ひっかけポイント
頭部外傷に関係する症状でも、「頭蓋底骨折らしい所見」か「脳実質障害を示す神経症状」かを分けて考えます。
選択肢の確認
1.頭蓋底骨折を示唆する所見として該当します。
眼周囲の血腫は、前頭蓋底骨折などでみられることがあります。眼の周囲に出血斑が出る所見として重要です。
2.正答。頭蓋底骨折を示唆する所見ではありません。
運動性失語は、言語中枢の障害でみられる神経症状です。頭蓋底骨折に特徴的な所見ではありません。
3.頭蓋底骨折を示唆する所見として該当します。
髄液鼻漏は、頭蓋底骨折で硬膜が損傷されたときにみられる重要な所見です。
4.頭蓋底骨折を示唆する所見として該当します。
鼻出血は、前頭蓋底や鼻腔周辺の損傷を示唆することがあります。
5.頭蓋底骨折を示唆する所見として該当します。
耳出血は、中頭蓋底骨折や側頭骨骨折などでみられることがあります。髄液耳漏の有無も確認します。
覚えるポイント
- 頭蓋底骨折では、髄液鼻漏、髄液耳漏、鼻出血、耳出血が重要です。
- 眼周囲の血腫は頭蓋底骨折を疑う所見です。
- 運動性失語は、頭蓋底骨折そのものではなく、脳の言語中枢障害を示す所見です。
- 頭部外傷では、骨折所見と神経症状を分けて整理します。