39AM7|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能解剖生理筋・神経・泌尿器・消化器・内分泌
血液中の CO₂ について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、血液中の二酸化炭素の運搬形態が問われています。
CO₂ は血液中で、主に次の3つの形で運ばれます。
- HCO₃⁻
- ヘモグロビンなどのタンパク質と結合した形
- 溶存 CO₂
解説
血液中の CO₂ の多くは、赤血球内で炭酸脱水酵素の作用により HCO₃⁻ となって運ばれます。
また、一部の CO₂ はヘモグロビンと結合してカルバミノヘモグロビンとして運ばれます。
CO₂ は O₂ よりも水に溶けやすく、肺胞と血液の間を拡散しやすい気体です。そのため、肺胞での拡散能は O₂ より低いのではなく高いと考えます。
呼吸との関係では、過換気では CO₂ が過剰に排出されるため、血液 CO₂ 分圧は低下します。代謝性アルカローシスでは、呼吸性代償として低換気となり、CO₂ 分圧は上昇しやすくなります。
ひっかけポイント
CO₂ は「HCO₃⁻として多く運ばれる」だけでなく、「ヘモグロビンと結合するものもある」と押さえます。
選択肢の確認
1.誤り。
血液中 CO₂ の多くは HCO₃⁻ として存在しますが、一般に半分程度ではなく、より多い割合が HCO₃⁻ として運ばれます。
2.誤り。
過換気を続けると CO₂ が呼出されやすくなり、血液 CO₂ 分圧は低下します。
3.誤り。
CO₂ は O₂ よりも拡散しやすく、肺胞での拡散能は O₂ より高いです。
4.正しい。
血液中 CO₂ の一部は、ヘモグロビンと結合してカルバミノヘモグロビンとして運ばれます。
5.誤り。
代謝性アルカローシスでは、呼吸性代償として低換気となり、血液 CO₂ 分圧は上がりやすくなります。
覚えるポイント
- CO₂ の主な運搬形態は**HCO₃⁻**です。
- CO₂ の一部はヘモグロビンと結合して運ばれます。
- 過換気では CO₂ 分圧は低下します。
- 代謝性アルカローシスの呼吸代償では CO₂ 分圧は上昇しやすくなります。