39AM49|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
図の回路において端子 ab 間の合成コンダクタンス[S]はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、コンダクタンスで表された回路の合成値を求めます。
ポイントは、抵抗と同じ感覚で処理しないことです。
- 並列接続のコンダクタンスは、そのまま加算できる
- 直列接続のコンダクタンスは、そのまま加算できない
- 直列部分は、いったん抵抗に直すと考えやすい
図では、左側の 2.0 S の枝と、上側 10 S と右側 2.5 S が直列になった枝が、端子 a-b 間に並列に接続されています。
解説
コンダクタンス G は、抵抗 R の逆数です。
- G = 1 / R
- R = 1 / G
単位は S、ジーメンスです。
図で見るポイント
端子 a から端子 b へ流れる経路は2つあります。1つ目は、左側の縦の 2.0 S を通る経路です。
2つ目は、上側の 10 S を通り、右側の 2.5 S を通って b に戻る経路です。
つまり、10 S と 2.5 S は直列、その直列枝と 2.0 S は並列です。
計算の流れ
まず、上側の 10 S と右側の 2.5 S の直列合成を求めます。
直列接続ではコンダクタンスをそのまま足せないため、抵抗に直します。
- 10 S の抵抗:R = 1 / 10 = 0.1 Ω
- 2.5 S の抵抗:R = 1 / 2.5 = 0.4 Ω
直列なので抵抗を加えます。
- R = 0.1 + 0.4
- R = 0.5 Ω
これをコンダクタンスに戻します。
- G = 1 / 0.5
- G = 2.0 S
したがって、右側の直列枝の合成コンダクタンスは 2.0 S です。
次に、この直列枝 2.0 S と、左側の 2.0 S は端子 a-b 間で並列です。
並列接続のコンダクタンスは加算できます。
- G全体 = 2.0 + 2.0
- G全体 = 4.0 S
したがって、端子 ab 間の合成コンダクタンスは 4.0 S です。
ひっかけポイント
コンダクタンスは並列で足す、抵抗は直列で足すと整理します。10 S と 2.5 S は直列なので、10 + 2.5 = 12.5 S としてはいけません。
選択肢の確認
1.誤り。
0.5 は、10 S と 2.5 S の直列枝を抵抗に直したときの合成抵抗 0.5 Ω に相当します。この問題で求めるのは抵抗ではなく、合成コンダクタンスです。
2.誤り。
1.0 S ではありません。10 S と 2.5 S の直列枝は 2.0 S となり、さらに左側の 2.0 S と並列に加算されます。
3.誤り。
2.0 S は、10 S と 2.5 S の直列枝だけの合成コンダクタンスです。端子 ab 間には、左側にもう1つ 2.0 S の枝が並列にあります。
4.誤り。
3.0 S にはなりません。直列枝の合成は 2.0 S、左側の枝も 2.0 S なので、並列合成は 4.0 S です。
5.正しい。
10 S と 2.5 S の直列枝を抵抗に直して計算すると、合成コンダクタンスは 2.0 S です。これが左側の 2.0 S と並列になるため、
- G全体 = 2.0 + 2.0
- G全体 = 4.0 S
となります。
覚えるポイント
- コンダクタンス G は抵抗 R の逆数で、G = 1 / R である。
- コンダクタンスの単位は S、ジーメンスである。
- 並列接続のコンダクタンスはそのまま加算できる。
- 直列接続のコンダクタンスはそのまま加算せず、抵抗に直して考えるとよい。
- 図では、10 S と 2.5 S が直列、その枝と 2.0 S が並列である。
- 合成コンダクタンスは 4.0 S であり、選択肢では5である。