38AM3|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME
タンパク質の構造について誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、タンパク質の一次構造、二次構造、三次構造、四次構造の区別が問われています。
問い方は「誤っているのはどれか。」です。したがって、正答の選択肢は、記述内容としては誤りです。
解説
タンパク質は、アミノ酸がペプチド結合で連なってできています。
構造は段階的に整理すると理解しやすくなります。
- 一次構造:アミノ酸配列
- 二次構造:αヘリックス、βシートなどの局所的構造
- 三次構造:1本のポリペプチド鎖が折りたたまれた立体構造
- 四次構造:複数のサブユニットが集合した構造
ヘモグロビンは、複数のサブユニットからなる代表的なタンパク質です。成人ヘモグロビンは一般に、2本のα鎖と2本のβ鎖からなる4つのサブユニットで構成されます。
したがって、「3つのサブユニットからなる」とする選択肢5が誤りです。
ひっかけポイント
タンパク質構造の問題では、一次、二次、三次、四次を混同しないことが重要です。ヘモグロビンは四次構造の代表例として押さえます。
選択肢の確認
1.記述としては正しい。
ペプチド結合によってつながったアミノ酸の並びを一次構造といいます。
2.記述としては正しい。
αヘリックスは、タンパク質の二次構造の代表的な形態です。βシートも二次構造に含まれます。
3.記述としては正しい。
アミノ酸鎖が折りたたまれてできる立体構造を三次構造といいます。
4.記述としては正しい。
強酸や強塩基によってpHが大きく変化すると、タンパク質の立体構造が変化し、変性を起こすことがあります。
5.正答。記述としては誤り。
ヘモグロビンは3つではなく、一般に4つのサブユニットからなるタンパク質です。この問題では「誤っているもの」を選ぶため、5が正答です。
覚えるポイント
- 一次構造はアミノ酸配列。
- 二次構造はαヘリックスやβシート。
- 三次構造は1本の鎖の立体構造。
- ヘモグロビンは4つのサブユニットからなる四次構造の代表例。