37PM61|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
マルウェアの説明で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、マルウェアの意味が問われています。
マルウェアは、malicious software の略で、コンピュータやシステムに不正に入り込み、破壊、情報窃取、暗号化、遠隔操作などの悪意ある活動を行うソフトウェアの総称です。
代表例には、次のようなものがあります。
- コンピュータウイルス
- ワーム
- トロイの木馬
- ランサムウェア
- スパイウェア
- キーロガー
解説
マルウェアは、情報セキュリティ上の大きな脅威です。
医療機関では、電子カルテ、部門システム、画像システム、検査システム、ME機器管理システムなど、多くの情報システムが使われています。これらがマルウェアに感染すると、診療情報の漏えい、システム停止、データ改ざん、医療機器管理の停止などにつながる危険があります。
特にランサムウェアは、システム内のデータを暗号化し、復旧と引き換えに金銭を要求するマルウェアです。医療機関ではシステムの可用性が患者安全に直結するため、感染予防とバックアップが重要です。
マルウェア対策としては、次のような方法があります。
- OSやソフトウェアを更新する
- ウイルス対策ソフトを導入する
- 不審なメール添付ファイルやリンクを開かない
- USBメモリなどの外部媒体を適切に管理する
- アクセス権限を最小限にする
- 重要データをバックアップする
- ネットワークを適切に分離する
医療情報での注意点
医療機器や院内システムでは、セキュリティ対策と患者安全をセットで考えます。マルウェア感染は、情報漏えいだけでなく、診療継続や機器管理にも影響します。
選択肢の確認
1.誤り。
コンピュータウイルスの侵入を防ぐためのソフトウェアは、ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトです。マルウェアそのものではありません。
2.誤り。
不正アクセスを防止するためのソフトウェアには、ファイアウォール、侵入防止システム、認証管理システムなどがあります。マルウェアは防御する側ではなく、悪意ある活動を行う側です。
3.正しい。
マルウェアは、システムに侵入し、情報窃取、破壊、暗号化、遠隔操作などの悪意ある活動をするソフトウェアです。この説明が最も適切です。
4.誤り。
ユーザ評価が低いソフトウェアをマルウェアというわけではありません。使いにくいソフトや評価の低いソフトでも、悪意ある活動をしなければマルウェアとは限りません。
5.誤り。
システムの利用ログを記録するソフトウェアは、ログ管理ツールや監査ツールです。セキュリティ管理に役立つことがありますが、マルウェアではありません。
覚えるポイント
- マルウェアは悪意あるソフトウェアの総称です。
- ウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェアはマルウェアに含まれます。
- ウイルス対策ソフトは、マルウェアを防ぐためのソフトウェアです。
- 医療機関では、マルウェア感染が診療継続や患者安全に影響します。
- 対策では、更新、ウイルス対策、バックアップ、アクセス管理、外部媒体管理が重要です。