37PM39第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

ME安全管理学電撃・漏れ電流・医用電気設備マクロ/ミクロショック・装着部・JIS T 1022・非接地配線

非接地配線方式の主たる目的はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、医用室などで用いられる非接地配線方式の目的が問われています。

非接地配線方式の主たる目的は、一線地絡が起こっても直ちに電源を遮断せず、電源供給を継続することです。

解説

通常の接地配線では、電源系統の一部が大地に接続されています。一線地絡が起こると、大地を介して大きな地絡電流が流れ、遮断器が動作して電源が切れることがあります。

一方、非接地配線方式では、電源系統を大地から絶縁して運用します。絶縁変圧器を用いて二次側を非接地にする方式が代表です。

この方式では、一線が地絡しても大きな地絡電流が流れにくく、直ちに電源遮断されにくい特徴があります。そのため、手術室など、突然の電源停止が患者安全に大きく影響する場所で重要です。

ただし、一線地絡を放置してよいわけではありません。一線地絡が発生すると絶縁監視装置が警報を出し、速やかに原因を確認します。さらに別の線が地絡すると危険な状態になります。

ME機器管理での注意点
非接地配線方式は「停電しない魔法の電源」ではありません。一線地絡時に供給を継続しつつ、絶縁監視装置で異常を検出し、速やかに対応するための方式です。

選択肢の確認

1.誤り。
非接地配線方式は患者漏れ電流そのものを防止することが主目的ではありません。患者漏れ電流対策は、ME機器側の絶縁、装着部、漏れ電流管理が重要です。

2.誤り。
非接地配線方式は対地絶縁破壊を防ぐ方式ではありません。絶縁破壊が起きた場合に、直ちに大きな地絡電流が流れにくくする方式です。

3.誤り。
停電時の電源確保は、非常電源、無停電電源装置、発電機などの役割です。非接地配線方式の主目的ではありません。

4.正しい。
一線地絡時にも電源供給を継続できることが、非接地配線方式の主たる目的です。手術室などで重要です。

5.誤り。
過電流の監視は、過電流遮断器やブレーカなどの役割です。非接地配線方式の主目的ではありません。

覚えるポイント

  • 非接地配線方式は、電源系統を大地から絶縁します。
  • 主目的は一線地絡時の電源供給継続です。
  • 手術室など、電源断が危険な場所で重要です。
  • 一線地絡時には絶縁監視装置が警報を出します。
  • 停電対策は非常電源やUPSの役割です。

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