37AM41|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
JIS T 0601-1 で規定する漏れ電流測定用器具(MD)を構成するフィルタはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、JIS T 0601-1で規定される漏れ電流測定用器具、MDの構成が問われています。
MDは、人体を流れる電流の影響を模擬して漏れ電流を測定するための測定用ネットワークです。構成要素としてローパスフィルタを含みます。
解説
漏れ電流は、ME機器から患者や操作者へ意図せず流れる電流です。安全評価では、接地漏れ電流、接触電流、患者漏れ電流などを測定します。
MDは、単なる電流計ではなく、人体の周波数特性を考慮した測定用回路です。商用周波数付近の危険性を評価しつつ、高周波成分の影響を一定の形で扱うため、周波数特性をもつネットワークとして構成されます。
このとき、MDを構成するフィルタとして重要なのがローパスフィルタです。ローパスフィルタは、低周波成分を通し、高周波成分を相対的に減衰させるフィルタです。
ひっかけポイント
漏れ電流測定のMDは、ノイズを消すための一般的なフィルタ名を問う問題ではありません。人体影響を模擬する測定用ネットワークとして、ローパスフィルタを押さえます。
選択肢の確認
1.誤り。
ノッチフィルタは、特定の周波数だけを除去するフィルタです。MDを構成するフィルタとして問われるものではありません。
2.正しい。
ローパスフィルタは、低周波成分を通し、高周波成分を減衰させるフィルタです。JIS T 0601-1の漏れ電流測定用器具、MDに関係するフィルタとして適切です。
3.誤り。
ハイパスフィルタは、高周波成分を通し、低周波成分を減衰させるフィルタです。MDを構成するフィルタとしては不適切です。
4.誤り。
バンドパスフィルタは、特定の周波数帯域だけを通すフィルタです。MDを構成するフィルタとして選ぶものではありません。
5.誤り。
バンドエリミネーションフィルタは、特定の周波数帯域を除去するフィルタです。ノッチフィルタに近い性質をもちますが、MDの構成としては不適切です。
覚えるポイント
- MDは漏れ電流測定用器具です。
- MDは人体影響を模擬する測定用ネットワークです。
- MDを構成するフィルタはローパスフィルタです。
- ローパスフィルタは、低周波を通し、高周波を減衰させます。
- 漏れ電流問題では、測定対象と測定回路をセットで覚えます。