37PM28第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学生体電気信号・雑音心電図/脳波・電極・SN比・テレメータ

脳波計について正しい組合せはどれか。 a.標準感度  5 mm/50 μV b.時定数  0.03 s c.同相除去比  40 dB d.入力インピーダンス  1 MΩ e.記録速度  30 mm/s

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、脳波計の標準的な設定・性能が問われています。

正しい小項目は、aとeです。

  • a.標準感度 5 mm/50 μV
  • e.記録速度 30 mm/s

脳波は数十μV程度の微小信号なので、高入力インピーダンス、高同相除去比、適切な感度と記録速度が重要です。

解説

脳波計は、頭皮上に装着した電極から脳の電気活動を記録する装置です。

脳波の振幅は小さいため、増幅器の性能や電極接触状態が波形品質に大きく影響します。

標準感度は、50 μVの入力が記録上5 mmの振れになる設定として扱われます。これは10 μV/mmに相当します。

記録速度は、脳波の周波数成分を読み取りやすくするために重要です。標準的な記録速度として30 mm/sを押さえます。

一方、時定数0.03 sは脳波計の標準設定としては短すぎます。低周波成分を適切に記録するには、より長い時定数が必要です。

同相除去比40 dBは不十分です。脳波計では、商用交流雑音などの同相信号を除去するため、高い同相除去比が求められます。

入力インピーダンス1 MΩも低すぎます。脳波のような微小電位測定では、電極・皮膚間インピーダンスの影響を小さくするため、高入力インピーダンスが必要です。

生体計測での注意点
脳波計では、電極接触インピーダンス、商用交流雑音、筋電図混入、体動、発汗、電極配置を確認します。微小信号なので、測定環境と装着状態がとても重要です。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。aは正しいですが、bの時定数0.03 sは脳波計の標準としては不適切です。

2.正しい。
選択肢2はa、eの組合せです。標準感度5 mm/50 μV、記録速度30 mm/sはいずれも脳波計に関する正しい組合せです。

3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bは不適切で、cの同相除去比40 dBも脳波計としては不十分です。

4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。同相除去比40 dBは低く、入力インピーダンス1 MΩも脳波計としては低すぎます。

5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。eは正しいですが、dが不適切です。脳波計では高入力インピーダンスが必要です。

覚えるポイント

  • 脳波の振幅は数十μV程度の微小信号です。
  • 標準感度は5 mm/50 μVです。
  • 記録速度は30 mm/sを押さえます。
  • 脳波計では高い同相除去比が必要です。
  • 脳波計の入力インピーダンスは高くなければなりません。

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