37PM15|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
カテーテルアブレーション治療の適応となる不整脈はどれか。 a.心室頻拍 b.洞不全症候群 c.Wenckebach 型房室ブロック d.WPW 症候群 e.心房粗動
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、カテーテルアブレーション治療の適応となる不整脈が問われています。
カテーテルアブレーションは、不整脈の原因となる異常興奮部位や異常伝導路を焼灼する治療です。
正しい小項目は、a、d、eです。
- a.心室頻拍
- d.WPW症候群
- e.心房粗動
解説
カテーテルアブレーションは、血管から心腔内へカテーテルを挿入し、標的部位へ高周波エネルギーなどを加えて不整脈の発生源や伝導路を治療します。
代表的な適応には、次のようなものがあります。
- WPW症候群
- 発作性上室頻拍
- 心房粗動
- 心房細動
- 一部の心室頻拍
- 頻発する期外収縮の一部
WPW症候群では、副伝導路が存在し、これが頻拍発作の原因になります。副伝導路をアブレーションすることで根治が期待できます。
心房粗動では、右房内のリエントリー回路が関与することが多く、標的部位を焼灼することで治療できます。
心室頻拍も、原因部位や基質が同定できる場合にはアブレーションの適応になります。
一方、洞不全症候群やWenckebach型房室ブロックは、主に刺激生成や房室伝導が低下する徐脈性不整脈です。治療としてはペースメーカが検討されることがあり、アブレーションの代表的適応ではありません。
ひっかけポイント
アブレーションは「異常に速い興奮」や「異常な伝導路」を標的にする治療です。徐脈性不整脈では、ペースメーカ治療と区別します。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。aの心室頻拍は適応となることがありますが、bの洞不全症候群とcのWenckebach型房室ブロックは代表的なアブレーション適応ではありません。
2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。aとeは適応となりますが、bの洞不全症候群が不適切です。
3.正しい。
選択肢3はa、d、eの組合せです。心室頻拍、WPW症候群、心房粗動はいずれもカテーテルアブレーション治療の適応となる不整脈です。
4.誤り。
選択肢4はb、c、dの組合せです。dのWPW症候群は適応ですが、bとcが不適切です。
5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。dとeは適応ですが、cのWenckebach型房室ブロックは代表的な適応ではありません。
覚えるポイント
- カテーテルアブレーションは、異常興奮部位や異常伝導路を焼灼します。
- WPW症候群は副伝導路が標的になります。
- 心房粗動はリエントリー回路が標的になります。
- 心室頻拍も症例により適応になります。
- 洞不全症候群や房室ブロックなどの徐脈性不整脈では、ペースメーカ治療を考えます。