37AM68|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
吸着型酸素濃縮器で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、在宅酸素療法などで用いられる吸着型酸素濃縮器の原理が問われています。
吸着型酸素濃縮器は、ゼオライトにより空気中の窒素を吸着し、酸素濃度の高いガスを得る装置です。
解説
空気の主な成分は、窒素約78%、酸素約21%です。吸着型酸素濃縮器では、コンプレッサで加圧した空気を吸着筒に送り、ゼオライトに窒素を吸着させます。
窒素が取り除かれることで、酸素濃度の高いガスが得られます。この方式は、圧力を変化させて吸着と脱着を繰り返すため、PSA方式とも呼ばれます。
吸着濃縮後のガスは乾燥しているため、必要に応じて加湿を考慮します。また、酸素濃度を安定させるため、濃縮した酸素は貯蔵タンクに蓄えられてから供給されます。
酸素濃度の上限は50%程度ではありません。装置や流量条件にもよりますが、一般に90%前後の高濃度酸素を供給できます。したがって、選択肢5が誤りです。
臨床工学技士としての注意点
酸素濃縮器では、フィルタ、コンプレッサ、吸着筒、酸素濃度、流量、アラーム、電源、周囲環境を確認します。火気厳禁であることも患者指導で重要です。
選択肢の確認
1.記述としては正しい。
吸着型酸素濃縮器では、ゼオライトを用いて空気中の窒素を吸着します。その結果、酸素濃度の高いガスが得られます。
2.記述としては正しい。
コンプレッサで加圧した空気を吸着筒内へ送ります。圧力変化を利用して窒素の吸着と脱着を繰り返します。
3.記述としては正しい。
吸着濃縮後のガスは乾燥しています。必要に応じて加湿器を用いることがあります。
4.記述としては正しい。
濃縮した酸素は貯蔵タンクに蓄えられ、濃度や流量を安定させて供給されます。
5.正答。記述としては誤り。
吸着型酸素濃縮器の酸素濃度の上限は50%程度ではありません。一般に90%前後の高濃度酸素を供給できます。
覚えるポイント
- 吸着型酸素濃縮器は、ゼオライトで窒素を吸着します。
- 加圧した空気を吸着筒に送り、酸素を濃縮します。
- 濃縮後のガスは乾燥しています。
- 濃縮酸素は貯蔵タンクを介して供給されます。
- 酸素濃度の上限は50%程度ではなく、一般に90%前後です。