9PM84|第9回 公認心理師国家試験 過去問
色覚に関わり、中心窩に分布している網膜の細胞として、最も適切なものを 1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、網膜の視細胞のうち、色覚と中心窩に関係する細胞が問われています。
色覚に関わり、中心窩に多く分布するのは錐体細胞です。
解説
網膜には、光を受け取る視細胞として、主に桿体細胞と錐体細胞があります。
錐体細胞は、明るい場所で働き、色覚や細かい形の識別に関係します。中心窩には錐体細胞が密に分布しており、視力が最も高い領域です。文字を読む、細かいものを見る、色を識別するなどの働きに関係します。
一方、桿体細胞は、暗い場所での視覚に関係します。色の識別には向いていませんが、弱い光に敏感で、周辺視野に多く分布しています。
感覚・知覚でのポイント
中心窩、色覚、明所視、細かい視覚は錐体細胞です。暗所視、周辺視野、弱い光への感度は桿体細胞です。
本問では、色覚に関わり、中心窩に分布している網膜の細胞を問うているため、錐体細胞が最も適切です。
選択肢の確認
1.桿体細胞
判定:誤り。
桿体細胞は、暗い場所での視覚に関係し、弱い光に敏感です。主に周辺網膜に多く、色覚よりも明暗の検出に関わります。中心窩に多く分布し色覚に関わる細胞としては錐体細胞が適切です。
2.錐体細胞
判定:最も適切。
錐体細胞は、色覚と高い視力に関係する視細胞です。中心窩に密に分布しており、本問の説明に合致します。
3.双極細胞
判定:誤り。
双極細胞は、視細胞からの情報を神経節細胞へ伝える中継役の細胞です。網膜の情報処理に重要ですが、色覚に関わり中心窩に分布する視細胞として問われているものではありません。
4.神経節細胞
判定:誤り。
神経節細胞は、網膜で処理された情報を視神経として脳へ送る細胞です。視覚情報伝達に重要ですが、光を受容して色覚を担う視細胞ではありません。
5.色素上皮細胞
判定:誤り。
色素上皮細胞は、視細胞の機能維持や光の散乱防止などに関わる細胞です。色覚に関わる中心的な視細胞ではありません。
覚えるポイント
- 錐体細胞は、色覚、中心窩、明所視、高い視力に関係します。
- 桿体細胞は、暗所視、周辺視野、弱い光の検出に関係します。
- 中心窩は、視力が最も高い網膜部位です。
- 双極細胞と神経節細胞は、視覚情報の伝達に関わります。