9PM83第9回 公認心理師国家試験 過去問

心理統計・研究法-07 尺度法・質問紙作成

質問紙において、 1 つの質問項目の中に 2 つの質問内容が含まれている状態を表す用語を 1 つ選べ。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、質問紙作成で避けるべき不適切な質問項目として、ダブルバーレルが問われています。

1つの質問項目に2つの内容が含まれている状態がポイントです。

解説

ダブルバーレルとは、1つの質問項目の中に2つ以上の質問内容が含まれている状態を指します。

例えば、「授業は分かりやすく、楽しかったですか」という質問は、分かりやすさと楽しさという2つの内容を同時に尋ねています。回答者が「分かりやすかったが楽しくはなかった」と感じている場合、どのように回答すればよいか分かりにくくなります。

質問紙では、1つの項目で1つの内容だけを尋ねることが原則です。ダブルバーレル項目は、回答の意味をあいまいにし、妥当性を下げる可能性があります。

研究法でのポイント
質問紙では、曖昧な表現、誘導的な表現、二重否定、ダブルバーレルを避けます。回答者が迷わず答えられる項目にすることが大切です。

本問では、1つの質問項目に2つの質問内容が含まれる状態を問うているため、ダブルバーレルが正答です。

選択肢の確認

1.二重課題
判定:誤り。
二重課題は、2つの課題を同時に行わせ、注意や認知資源の配分を調べる実験課題です。質問紙項目に2つの内容が含まれている状態ではありません。

2.二重符号化
判定:誤り。
二重符号化は、情報が言語的符号とイメージ的符号の両方で処理・記憶されるという考え方です。質問紙項目の不備を表す用語ではありません。

3.ダブルバーレル
判定:正しい。
ダブルバーレルは、1つの質問項目の中に2つの質問内容が含まれている状態です。回答の意味が不明確になりやすいため、質問紙作成では避けるべきです。

4.ダブルバインド
判定:誤り。
ダブルバインドは、互いに矛盾するメッセージを受け取り、どちらに従っても問題が生じるようなコミュニケーション状況を指します。質問紙項目に2つの質問内容がある状態ではありません。

5.ダブルブラインド
判定:誤り。
ダブルブラインドは、研究参加者と実験者の双方が条件割付などを知らないようにする研究手続です。実験者効果や期待効果を防ぐために用いられます。質問紙項目の形式を表す用語ではありません。

覚えるポイント

  • ダブルバーレルは、1つの質問に2つの内容が入っている状態です。
  • 質問紙では、1項目につき1内容を尋ねるのが基本です。
  • ダブルバインドは、矛盾したメッセージの板挟みです。
  • ダブルブラインドは、研究条件を参加者と実験者の双方に伏せる手続です。

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