9PM113第9回 公認心理師国家試験 過去問

神経・生理心理学-07 脳波・てんかん・意識障害

脳波検査において、棘波(スパイク)が出現した場合に考えられる病態として、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、脳波検査でみられる**棘波(スパイク)**が、どの病態と関係するかが問われています。

棘波は、てんかん性異常波として重要であり、正答はてんかんです。

解説

脳波検査は、脳の電気活動を頭皮上から記録する検査です。意識障害、てんかん、睡眠、脳機能の評価などで用いられます。

**棘波(スパイク)**は、急峻で鋭い波形を示す脳波異常で、てんかん性放電として重要です。棘波や棘徐波複合などがみられる場合、てんかんの診断や発作型の検討に役立つことがあります。

ただし、脳波所見だけで病態を完全に判断するわけではありません。実際の発作の様子、意識障害の有無、発症状況、既往歴、画像検査、医師の診察などを総合して判断します。

医療・保健領域での注意点
公認心理師は脳波を診断する職種ではありませんが、てんかんのある人の発作不安、学校や職場での配慮、心理的負担、服薬継続に関する支援を理解する必要があります。

本問では、脳波検査における棘波が示されているため、てんかんが最も適切です。

選択肢の確認

1.うつ病
判定:誤り。
うつ病では、抑うつ気分、興味や喜びの低下、睡眠や食欲の変化などが中心です。脳波検査で棘波が出現する代表的病態ではありません。

2.せん妄
判定:誤り。
せん妄では、意識障害、注意障害、認知の変動などがみられます。脳波で徐波化がみられることがありますが、棘波が出現した場合に最も考えられる病態としてはてんかんが適切です。

3.認知症
判定:誤り。
認知症では、記憶障害や認知機能低下が中心です。脳波異常がみられることはありますが、棘波が代表的所見として問われる病態ではありません。

4.てんかん
判定:最も適切。
てんかんでは、脳の神経細胞の過剰な電気的活動により発作が生じます。脳波検査で棘波や棘徐波複合などのてんかん性異常波がみられることがあり、本問の正答です。

5.統合失調症
判定:誤り。
統合失調症では、幻覚、妄想、思考のまとまりにくさ、陰性症状などが中心です。脳波上の棘波が代表的所見として考えられる病態ではありません。

覚えるポイント

  • 脳波で**棘波(スパイク)**が出たら、てんかんを想起します。
  • てんかんでは、発作の様子と脳波所見を総合して評価します。
  • せん妄では、意識障害や注意障害が中心です。
  • 公認心理師は、てんかんの心理社会的支援や生活上の配慮を理解します。

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