9PM110第9回 公認心理師国家試験 過去問

発達心理学-07 老年期・喪失・悲嘆

高齢者に多く、生活の質に影響を及ぼす白内障の初期症状として、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、高齢者に多い眼疾患である白内障の初期症状が問われています。

白内障では、水晶体が濁ることで、視界がかすむ、まぶしく感じる、物がぼやけるなどの症状が出やすくなります。

解説

白内障は、眼の中でレンズの役割をする水晶体が濁る疾患です。加齢に伴って発症しやすく、高齢者の生活の質に大きく影響します。

初期症状として代表的なのは、目のかすみです。視界がぼんやりする、明るい場所でまぶしく感じる、細かい文字が読みづらい、視力が低下したように感じるといった訴えがみられます。

白内障そのものは、通常、強い目の痛みや急激な充血を主症状とする疾患ではありません。また、視野の狭窄や視野欠損は、緑内障や網膜・視神経の障害などで問題になりやすい症状です。

医療・保健領域での注意点
高齢者の視力低下は、転倒、外出控え、服薬ミス、読書や趣味の制限、抑うつ感につながることがあります。心理支援でも、身体機能や生活環境を含めて理解します。

公認心理師は眼疾患を診断する職種ではありませんが、視覚の変化が生活や心理状態に与える影響を把握し、必要に応じて眼科受診や家族・介護職との連携を促す視点が重要です。

選択肢の確認

1.目の痛み
判定:誤り。
白内障では、初期症状として強い目の痛みが中心になることは一般的ではありません。目の痛みは、急性緑内障発作、角膜炎、眼内炎など他の眼疾患で問題になることがあります。

2.目の充血
判定:誤り。
白内障は水晶体の濁りが中心であり、初期症状として目の充血が目立つ疾患ではありません。充血は結膜炎、角膜炎、ぶどう膜炎などでみられやすい症状です。

3.視野の狭窄
判定:誤り。
視野の狭窄は、緑内障などで重要な症状です。白内障では視界全体がかすむ、ぼやける、まぶしく感じるといった訴えが中心になりやすく、初期症状として最も適切なのは目のかすみです。

4.視野の欠損
判定:誤り。
視野の欠損は、網膜疾患、視神経疾患、脳血管障害などで問題になることがあります。白内障の初期症状としては、局所的な視野欠損よりも、目のかすみや視力低下感が重要です。

5.目のかすみ
判定:最も適切。
白内障では、水晶体の濁りによって視界がかすむ、ぼやける、まぶしく感じるなどの症状が出やすくなります。高齢者に多い白内障の初期症状として最も適切です。

覚えるポイント

  • 白内障は、水晶体が濁る疾患です。
  • 初期症状として、目のかすみ、ぼやけ、まぶしさが重要です。
  • 視野狭窄は緑内障、視野欠損は網膜・視神経・脳の障害でも問題になります。
  • 高齢者の視覚低下は、生活の質や心理状態にも影響します。

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