8PM93|第8回 公認心理師国家試験 過去問
知的障害のアセスメントのために、ウェクスラー式知能検査とテストバッテリーを組む心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、知的障害のアセスメントにおいて、知能検査に加えて評価すべき適応行動の検査が問われています。
キーワードは、「ウェクスラー式知能検査」と「テストバッテリー」です。
解説
知的障害のアセスメントでは、知的機能だけでなく、日常生活における適応行動を評価することが重要です。
ウェクスラー式知能検査では、知的機能の水準や認知プロフィールを把握できます。しかし、知的障害の診断や支援方針の検討では、それだけでは不十分です。実際の生活で、コミュニケーション、日常生活スキル、社会性、対人関係、自己管理などがどの程度できているかを確認する必要があります。
Vineland-Ⅱは、適応行動を評価する検査です。保護者や支援者からの情報をもとに、本人が日常生活でどのように機能しているかを把握できます。
そのため、知的障害のアセスメントでウェクスラー式知能検査とテストバッテリーを組む検査として、Vineland-Ⅱが最も適切です。
心理アセスメントのポイント
知的障害の評価では、知能指数だけでなく、適応行動を必ず確認します。数値と生活上の機能を合わせて支援を考えます。
選択肢の確認
1.CAARS
判定:適切とはいえない。
CAARSは、成人のAD/HD症状を評価する尺度です。知的障害の適応行動評価としてはVineland-Ⅱが適切です。
2.DCDQ
判定:適切とはいえない。
DCDQは、発達性協調運動症/発達性協調運動障害に関連する協調運動の困難を評価する質問紙です。知的障害の適応行動評価にはVineland-Ⅱが適切です。
3.KABC-Ⅱ
判定:適切とはいえない。
KABC-Ⅱは、認知能力や習得度を評価する検査です。ウェクスラー式知能検査と同じく知的・認知機能の理解に役立ちますが、知的障害で重要な適応行動の評価としてはVineland-Ⅱが適切です。
4.PARS
判定:適切とはいえない。
PARSは、自閉スペクトラム症の症状評価に用いられる尺度です。知的障害のアセスメントで適応行動を把握する検査としてはVineland-Ⅱが最も適切です。
5.Vineland-Ⅱ
判定:最も適切。
Vineland-Ⅱは、コミュニケーション、日常生活スキル、社会性などの適応行動を評価します。知的障害のアセスメントでウェクスラー式知能検査と組み合わせる検査として適切です。
覚えるポイント
- 知的障害のアセスメントでは、知的機能と適応行動の両方を評価します。
- Vineland-Ⅱは、適応行動を評価する検査です。
- ウェクスラー式知能検査だけでなく、生活上の機能を確認することが重要です。