8PM89第8回 公認心理師国家試験 過去問

神経・生理心理学-01 脳部位の基礎:視床・小脳・大脳基底核・前頭葉

小脳の機能として、最も適切なものを1つ選べ。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、小脳の機能として何が適切かが問われています。

キーワードは、「運動の調整」「運動学習」「手続き記憶」です。

解説

小脳は、運動の協調、姿勢の調整、平衡、運動学習などに重要な役割を持ちます。

また、小脳は技能の習得や手順化された行動に関わる手続き記憶にも関係します。手続き記憶とは、自転車に乗る、楽器を演奏する、タイピングをするなど、言葉で説明しなくても身体で覚えているような記憶です。

小脳に障害があると、運動失調、姿勢保持の困難、協調運動の障害、滑らかな運動の困難などがみられることがあります。心理職が神経心理学的アセスメントを行う際にも、小脳の役割を理解しておくことは重要です。

神経・生理心理学のポイント
小脳は、運動の細かな調整と運動学習に関係します。手続き記憶、技能学習、協調運動と結び付けて覚えます。

選択肢の確認

1.呼吸の調節
判定:適切とはいえない。
呼吸の基本的な調節には、延髄や橋などの脳幹が深く関与します。小脳の主な機能としては、運動調整や手続き記憶が適切です。

2.性欲の制御
判定:適切とはいえない。
性欲や内分泌、自律神経系の調整には、視床下部や辺縁系などが関係します。小脳の代表的機能ではありません。

3.意識水準の維持
判定:適切とはいえない。
意識水準の維持には、脳幹網様体賦活系などが重要です。小脳の主な機能としては適切ではありません。

4.体性感覚の中継
判定:適切とはいえない。
体性感覚の中継には、視床が重要な役割を果たします。小脳は感覚情報も運動調整に利用しますが、体性感覚の主要な中継部位ではありません。

5.手続き記憶の保持
判定:最も適切。
小脳は、運動学習や技能習得に関わり、手続き記憶と関連します。選択肢の中では、小脳の機能として最も適切です。

覚えるポイント

  • 小脳は、運動調整、平衡、協調運動、運動学習に関係します。
  • 手続き記憶は、技能や習慣のような身体で覚える記憶です。
  • 呼吸は脳幹、体性感覚の中継は視床、性欲や自律神経は視床下部と整理します。

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