7AM37|第7回 公認心理師国家試験 過去問
子どもの心理的アセスメントにおける人物画の表現の取扱いについて、不適切なものを1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、子どもの描画を心理的アセスメントでどう扱うかが問われています。
「不適切なもの」を選ぶ問題なので、正答は描画の扱いとして不適切な選択肢です。
解説
人物画は、子どもの発達水準、身体イメージ、対人関係、情緒状態、自己像などを理解する手がかりになります。
ただし、描画はそれだけで診断や性格を断定できるものではありません。描画の特徴は、年齢、発達水準、描画経験、文化、状況、教示、子どもの気分などに影響されます。そのため、面接、行動観察、保護者や教師からの情報、他の心理検査などと合わせて総合的に解釈します。
特定の描画特徴から「必ずこういう意味である」と一義的に解釈することは不適切です。
ひっかけポイント
投映法や描画法は、解釈の幅があるため、単独で断定しないことが基本です。描画内容は仮説生成の材料として扱います。
選択肢の確認
1.知的発達の評価に用いる。
判定:適切。
人物画は、子どもの発達水準や描画発達を理解する手がかりとして用いられることがあります。ただし、知的発達を評価する場合も、他の検査や情報と合わせて総合的に判断します。
2.省略された物や部分について検討する。
判定:適切。
人物画で省略された身体部位や要素は、発達水準、描画能力、注意の向き、心理的意味などを考える手がかりになります。ただし、単独で断定せず、他の情報と合わせて検討します。
3.描かれたものについて実施後に話題にする。
判定:適切。
描画後に、子どもに描いたものについて話してもらうことは、子どもの意味づけや体験を理解するうえで有用です。検査者が勝手に解釈するのではなく、本人の語りを大切にします。
4.対人関係やパーソナリティの理解に活用する。
判定:適切。
人物画は、対人関係や自己像、情緒、パーソナリティ理解の手がかりとして活用されることがあります。ただし、あくまで仮説生成の材料として扱います。
5.描画内容が示唆するものを一義的に解釈する。
判定:正答。適切でない。
描画内容を一つの意味に決めつけることは不適切です。描画は多義的であり、発達水準、文脈、面接内容、行動観察、他の検査結果と合わせて慎重に解釈する必要があります。
覚えるポイント
- 描画法は、子どもの理解に役立つが、単独で断定しません。
- 描画内容は、仮説生成の材料として扱います。
- 本人の語り、行動観察、他の検査結果と合わせて総合的にアセスメントします。