7AM15第7回 公認心理師国家試験 過去問

発達心理学-04 道徳性・社会的領域・向社会性

N. Eisenberg が提唱した向社会的道徳判断の発達レベルのうち、最も高いものを1つ選べ。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、向社会的道徳判断の発達が問われています。

N. Eisenberg の理論では、人を助ける、分け与える、思いやるといった向社会的行動に関する判断が、自己中心的な段階から、他者への配慮、さらに内面化された価値に基づく判断へ発達していきます。

解説

強く内面化された価値に基づく判断は、N. Eisenberg が示した向社会的道徳判断の発達レベルの中で高い段階に位置づけられます。

低い段階では、自分にとって得か損か、自分の快楽につながるかといった自己中心的な判断が中心になります。発達が進むと、相手の要求や困りごとに気づき、さらに相手の立場に立った共感的配慮ができるようになります。

最も高い段階では、外からほめられるためではなく、自分の中に内面化された価値、責任感、良心、倫理的原則に基づいて向社会的な判断を行います。

国家試験ではここを押さえる
発達段階の問題では、「自己中心的」から「他者の要求への関心」、さらに「共感的配慮」、最後に「内面化された価値」へ進む流れを押さえます。

選択肢の確認

1.強く内面化された価値に基づく判断
判定:最も適切。
向社会的行動を、外的報酬や他者からの承認ではなく、内面化された価値、責任感、良心に基づいて判断する段階です。発達レベルとして最も高いものに該当します。

2.相手の要求に対する関心に基づく判断
判定:適切とはいえない。
相手の要求や困っている状況に気づいて判断する段階です。自己中心的な判断よりは発達していますが、強く内面化された価値に基づく判断より高い段階ではありません。

3.自分の快楽に結び付く考え方に基づく判断
判定:適切とはいえない。
自分にとって楽しいか、得になるかといった自己中心的な観点に基づく判断です。向社会的道徳判断の発達レベルとしては低い段階に位置づけられます。

4.相手の立場に立った共感的な配慮に基づく判断
判定:適切とはいえない。
相手の感情や立場を理解し、共感的に配慮する判断です。高い発達段階に近い重要な判断ですが、最も高い段階としては、内面化された価値に基づく判断がより適切です。

5.善悪についての紋切り型の考え方に基づく判断
判定:適切とはいえない。
「よい子は助けるべき」「悪いことはしてはいけない」といった固定的・紋切り型の判断です。社会的な規範意識は含まれますが、内面化された価値に基づく成熟した判断とは異なります。

覚えるポイント

  • N. Eisenberg は、向社会的道徳判断の発達を扱いました。
  • 最も高い段階は、強く内面化された価値に基づく判断です。
  • 自己中心的判断、相手の要求への関心、共感的配慮、内面化された価値の順に発達を整理します。

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