R07B89令和7年度 准看護師試験 過去問

薬物と看護主要薬剤と副作用抗がん薬・骨髄抑制

A さん(20歳、女性)。急性骨髄性白血病と診断された。3週間前から抗がん薬(剤)治療を受け、「髪の毛が抜けてきた。」と泣いている。最も適切な関わりはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、抗がん薬治療による脱毛への心理的支援が問われています。

脱毛は生命に直接関わる副作用ではありませんが、患者の自己像、自尊心、外出意欲、人間関係に大きく影響します。特に若年女性では心理的苦痛が強くなることがあります。

解説

Aさんは脱毛に対して泣いており、強い悲しみや不安を感じています。まず気持ちを受け止め、必要に応じてウィッグ、帽子、スカーフ、眉メイクなどの容姿補整に関する情報を提供します。

容姿補整の情報は、患者が外見の変化に対処し、生活や社会参加を続ける助けになります。本人が選べる方法を示し、自己決定を支えることが大切です。

鏡を見ないようにすることは現実を避けさせる対応になり、本人の気持ちに寄り添う支援とはいえません。スキンヘッドのよさを一方的に伝えることも、患者の悲しみを軽く扱う印象を与えることがあります。眉毛やまつ毛も抜けると突然伝えるだけでは、不安を増強させる可能性があります。

患者への関わり
「髪が抜けてきてつらいですね。ウィッグや帽子など、見た目を整える方法もあります。一緒に確認しましょう」と、感情を受け止めながら情報提供します。

選択肢の確認

1.鏡を見ないように伝える。
誤り。
鏡を見ないように伝えるだけでは、患者の悲しみや不安への支援になりません。現実への向き合い方を患者のペースで支えます。

2.スキンヘッドのよさを伝える。
誤り。
患者が泣いている場面で、スキンヘッドのよさを一方的に伝えるのは適切ではありません。まず患者の感情を受け止めます。

3.容姿補整の情報提供をする。
最も適切である。
ウィッグ、帽子、スカーフ、眉メイクなどの情報提供は、患者が外見の変化に対処する助けになります。本人の希望を尊重して支援します。

4.眉毛やまつ毛も抜けることを情報提供する。
誤り。
必要な情報提供は大切ですが、この場面で脱毛の拡大を強調すると不安を強める可能性があります。まずは現在のつらさへの支援が優先されます。

覚えるポイント

  • 抗がん薬による脱毛は心理的苦痛が大きい。
  • まず患者の悲しみや不安を受け止める。
  • 容姿補整の情報提供は生活支援につながる。
  • 一方的な励ましや価値観の押しつけは避ける。
  • 患者の自己決定と尊厳を守る。

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