R07B40|令和7年度 准看護師試験 過去問
関節と良肢位の組合せで、正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、関節の良肢位が問われています。
良肢位とは、関節拘縮が起きた場合でも日常生活への支障が少なく、機能を保ちやすい肢位です。長期臥床や麻痺のある患者では、良肢位を保つことが拘縮予防に重要です。
解説
股関節の良肢位では、軽度屈曲、軽度外転、軽度外旋の位置が基本となります。選択肢の中では、股関節外転10度が正しい組合せです。
肘関節は完全伸展の0度ではなく、軽く屈曲した位置が機能的です。足関節は足底と下腿が直角になる中間位、つまり背屈・底屈0度を保つことが重要で、表現としては足関節90度と覚えることもありますが、この選択肢では「屈曲90度」とあり、良肢位の表現として最も適切ではありません。
肩関節の良肢位は、外転や軽度屈曲などを組み合わせて考えます。外旋10~30度だけで良肢位として示す組合せとしては適切ではありません。
安全管理上のポイント
良肢位保持では、枕やクッションを使用し、圧迫、しびれ、皮膚発赤、関節痛がないかを観察します。無理な肢位は疼痛や神経障害につながります。
選択肢の確認
1.肩関節 外旋10~30度
誤り。
肩関節の良肢位は、外転や軽度屈曲などを含めて保持します。外旋10~30度だけを示すこの組合せは、良肢位として最も適切ではありません。
2.肘関節 屈曲0度
誤り。
肘関節の屈曲0度は完全伸展位です。日常生活動作を考えると、肘関節は軽度屈曲位のほうが機能的です。
3.股関節 外転10度
正しい。
股関節の良肢位では、軽度外転位が用いられます。股関節外転10度は良肢位として適切な組合せです。
4.足関節 屈曲90度
誤り。
足関節は下腿と足底が直角になる中間位を保つことが重要ですが、「屈曲90度」という表現は良肢位の組合せとして適切ではありません。尖足予防では足関節を直角に保つことを意識します。
覚えるポイント
- 良肢位は、拘縮が起きても機能障害を少なくする肢位である。
- 股関節は軽度外転位を保つ。
- 長期臥床では、拘縮、褥瘡、神経圧迫を予防する。
- 足関節は尖足予防のため直角位を意識する。
- 体位保持では、皮膚色、痛み、しびれ、圧迫を観察する。