R07A9|令和7年度 准看護師試験 過去問
腎臓について、正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、腎臓の位置、ネフロンの構造、糸球体濾過、**抗利尿ホルモン(ADH)**の働きが問われています。
腎臓は尿をつくるだけでなく、水分・電解質の調節、血圧調節、酸塩基平衡、造血に関係するホルモン分泌にも関わります。
解説
腎臓は左右1対あり、腹膜の後ろに位置する腹膜後器官です。
腎臓の機能単位はネフロンです。ネフロンは、腎小体と尿細管からなります。腎小体は、糸球体とボウマン嚢から構成されます。つまり、腎小体と尿細管を合わせたものはボウマン嚢ではなく、ネフロンです。
糸球体で濾過される血漿量は、**糸球体濾過量(GFR)**といいます。腎血流量は、腎臓に流れ込む血液量を指します。
抗利尿ホルモン(ADH)は、集合管での水の再吸収を促進します。その結果、尿量は減少し、尿は濃くなります。
ひっかけポイント
ネフロン、腎小体、ボウマン嚢、糸球体は混同しやすい用語です。ネフロンは「腎小体+尿細管」、腎小体は「糸球体+ボウマン嚢」と整理します。
准看護師としての観察ポイント
腎機能に問題がある患者では、尿量、尿の色、浮腫、血圧、体重増加、倦怠感、食欲、意識状態を観察します。尿量低下や急な浮腫、息切れがあれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.腎臓は左右1対の腹膜後器官である。
正しい。
腎臓は左右1対あり、腹膜の後ろに位置する腹膜後器官です。腰背部側に位置します。
2.腎小体と尿細管を合わせてボウマン嚢という。
誤り。
腎小体と尿細管を合わせたものはネフロンです。ボウマン嚢は腎小体を構成する一部で、糸球体を包む構造です。
3.糸球体で濾過される血漿量を腎血流量という。
誤り。
糸球体で濾過される血漿量は糸球体濾過量(GFR)です。腎血流量は腎臓を流れる血液量を指します。
4.抗利尿ホルモン(ADH)は、集合管での水の再吸収を抑制する。
誤り。
ADHは集合管での水の再吸収を促進します。水分を体内に保持し、尿量を減らす方向に働きます。
覚えるポイント
- 腎臓は左右1対の腹膜後器官である。
- ネフロンは腎小体+尿細管である。
- 腎小体は糸球体+ボウマン嚢である。
- 糸球体で濾過される量は**糸球体濾過量(GFR)**である。
- ADHは集合管での水の再吸収を促進する。