R07A55|令和7年度 准看護師試験 過去問
腹腔穿刺について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、腹腔穿刺を受ける患者の援助と観察が問われています。
腹腔穿刺は、腹腔内の腹水を採取または排液する処置です。穿刺時の体位、膀胱損傷の予防、排液中の循環変動に注意します。
解説
腹腔穿刺では、腹水を下腹部に集め、処置しやすくするために、体位はファーラー位や半座位をとることがあります。
処置前には、膀胱を空にしておくことが大切です。膀胱が充満していると、穿刺時に膀胱を損傷する危険があります。
穿刺部位は医師が患者の状態や腹水の位置を確認して決定します。臍窩1横指下を穿刺するという固定的な説明は適切ではありません。
腹水を急に大量に排液すると、循環血液量の変化により血圧低下、ショック、気分不快を起こすことがあります。血圧上昇ではなく、血圧低下に注意します。
准看護師としての観察ポイント
腹腔穿刺前後は、血圧、脈拍、呼吸状態、腹痛、気分不快、冷汗、穿刺部位からの出血や漏れを観察します。血圧低下や顔面蒼白があれば速やかに報告します。
安全管理上のポイント
処置前には排尿を促し、処置中は患者が急に動かないよう説明します。処置後は安静、穿刺部位の観察、排液量・性状の確認を行います。
選択肢の確認
1.尿で膀胱を充満させておく。
誤り。
腹腔穿刺前は、膀胱損傷を防ぐために排尿を促し、膀胱を空にしておきます。尿で充満させておくのは危険です。
2.体位はファーラー位にする。
適切である。
腹腔穿刺では、腹水を下腹部に集めやすくし、処置しやすくするためにファーラー位や半座位をとることがあります。
3.臍窩1横指下を穿刺する。
誤り。
穿刺部位は、医師が腹水の位置や臓器損傷の危険を確認して決定します。臍窩1横指下と固定して考えるのは適切ではありません。
4.排液時の血圧上昇に注意する。
誤り。
排液時に注意するのは、主に血圧低下です。急な大量排液では循環動態が変化し、ショックを起こすことがあります。
覚えるポイント
- 腹腔穿刺前は排尿を促す。
- 腹腔穿刺ではファーラー位や半座位をとることがある。
- 排液時は血圧低下に注意する。
- 穿刺部位の出血、漏れ、腹痛を観察する。
- 異常があれば速やかに報告する。