R07A53|令和7年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術活動・安楽・安全体位・良肢位
摘便時の体位について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、摘便時の体位が問われています。
摘便は、直腸内に貯留した便を指で取り除く援助です。患者の安全、安楽、羞恥心、迷走神経反射への注意が必要です。
解説
摘便時は、一般に左側臥位をとります。左側臥位は直腸やS状結腸の位置関係から、処置しやすい体位です。
ファーラー位は上半身を挙上する体位で、呼吸を楽にしたい場合や食事時などに用いられます。摘便の基本体位ではありません。
右側臥位よりも左側臥位が適しています。
腹臥位はうつ伏せの姿勢で、摘便には適しません。呼吸が苦しい患者や高齢者では負担が大きくなることがあります。
摘便では、直腸刺激によって迷走神経反射が起こり、徐脈、血圧低下、気分不快、冷汗を起こすことがあります。
安全管理上のポイント
摘便中は、顔色、冷汗、気分不快、脈拍、腹痛の有無を観察します。異常があれば中止し、速やかに報告します。
患者への配慮
摘便は羞恥心を伴う援助です。カーテンを閉め、必要最小限の露出にし、処置の目的と流れを短く説明してから行います。
選択肢の確認
1.ファーラー位
誤り。
ファーラー位は上半身を挙上する体位で、食事や呼吸困難時などに用いられます。摘便時の基本体位ではありません。
2.右側臥位
誤り。
右側臥位ではなく、摘便では一般に左側臥位をとります。直腸やS状結腸の位置関係から左側臥位が適しています。
3.左側臥位
適切である。
摘便時は左側臥位が適切です。処置しやすく、患者の負担を軽減しやすい体位です。
4.腹臥位
誤り。
腹臥位はうつ伏せの体位で、摘便には適していません。呼吸や循環への負担にも注意が必要です。
覚えるポイント
- 摘便時の体位は左側臥位である。
- 摘便では迷走神経反射に注意する。
- 徐脈、血圧低下、冷汗、気分不快があれば報告する。
- 処置時は羞恥心とプライバシーに配慮する。
- 無理に続けず、患者の状態を確認しながら行う。