R07A120|令和7年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進脳神経・感覚器疾患脳神経疾患
パーキンソン病患者が、動作の開始が困難になり動作が遅くなる症状はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、パーキンソン病の四大症状が問われています。
パーキンソン病では、安静時振戦、筋固縮、寡動・無動、姿勢反射障害が重要です。症状名と具体的な状態を結びつけて覚えます。
解説
寡動または無動とは、動作を始めにくい、動作が遅い、動きが小さくなる状態です。歩き始めの一歩が出にくい、表情が乏しくなる、小字症になる、着替えや食事に時間がかかるなどがみられます。
安静時振戦は、安静にしているときに手足がふるえる症状です。筋固縮は筋肉がこわばり、関節を動かすと抵抗がある状態です。姿勢反射障害はバランスを崩したときに姿勢を立て直しにくくなり、転倒しやすくなる状態です。
准看護師としての観察ポイント
歩行状態、すくみ足、転倒リスク、嚥下状態、便秘、表情、服薬時間と症状の変動を観察します。転倒、誤嚥、薬効の切れによる動きにくさに注意します。
選択肢の確認
1.安静時振戦
誤り。
安静時振戦は、安静にしているときに手足がふるえる症状です。動作開始困難や動作緩慢を示す症状ではありません。
2.寡動(無動)
適切である。
寡動または無動は、動作の開始が困難になり、動作が遅くなる症状です。パーキンソン病の代表的症状です。
3.筋固縮
誤り。
筋固縮は、筋肉がこわばり、関節を動かすと抵抗を感じる症状です。動作が遅くなることに関係しますが、問題文の説明に最も合うのは寡動です。
4.姿勢反射障害
誤り。
姿勢反射障害は、姿勢を保つ反射が障害され、転倒しやすくなる症状です。動作開始困難そのものを示す用語ではありません。
覚えるポイント
- パーキンソン病の四大症状は、安静時振戦、筋固縮、寡動、姿勢反射障害である。
- 動作開始困難と動作緩慢は寡動、無動である。
- 安静時振戦は、安静時のふるえである。
- 姿勢反射障害では転倒に注意する。
- 服薬時間、動きやすさ、嚥下、便秘、転倒リスクを観察する。