R05B115|令和5年度 准看護師試験 過去問
老年看護加齢変化・心理社会高齢者の権利・加齢心理
高齢者の呼吸機能について、正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、加齢に伴う呼吸機能の変化が問われています。
高齢者では、肺・胸郭・呼吸筋・気道防御機能が変化し、感染や呼吸困難を起こしやすくなります。
解説
加齢により肺の弾性が低下し、呼気で空気を十分に吐き出しにくくなります。そのため、肺内に残る空気の量である残気量が増加します。
一方で、肺活量は低下しやすくなります。胸郭の柔軟性や呼吸筋力が低下し、換気効率が低下するためです。
気道粘膜の線毛運動は低下しやすく、痰や異物を排出する力が弱くなります。そのため、肺炎や無気肺に注意します。
胸郭の運動も増大するのではなく、胸郭の硬さや円背などにより制限されやすくなります。
准看護師としての観察ポイント
高齢者では、呼吸数、SpO2、咳嗽力、痰の性状、発熱、食欲低下、活動量低下を観察します。肺炎でも症状がはっきりしないことがあるため注意します。
選択肢の確認
1.肺活量の増加
誤り。
加齢により肺活量は低下しやすくなります。増加ではありません。
2.残気量の増加
正しい。
加齢により肺の弾性が低下し、空気を吐き出しにくくなるため、残気量は増加します。
3.気道粘膜の線毛(繊毛)運動の亢進
誤り。
加齢により線毛運動は低下しやすく、痰や異物を排出しにくくなります。
4.胸郭の運動の増大
誤り。
加齢により胸郭の柔軟性が低下し、胸郭運動は制限されやすくなります。
覚えるポイント
- 高齢者では残気量が増加する。
- 高齢者では肺活量が低下しやすい。
- 線毛運動は低下し、痰を出しにくくなる。
- 胸郭運動は制限されやすい。
- 高齢者では肺炎や低酸素に注意する。