34PM140第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

臨床医学臨床鑑別便秘・肛門疾患

次の症例について、問題139、140の問いに答えよ。 「48歳の女性。便秘がちで、2週間前から残便感がある。排便時、肛門部に弱い痛みと鮮血がありイボ状の隆起を触れるが自然に戻る。腹痛、排膿はない。仕事は長時間の座業、中学生の双子がいる。」 本患者への生活指導として最も適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、痔核を悪化させる便秘への生活指導を確認します。

痔核では、便を硬くしないこと、強くいきまないこと、長時間座位を避けることが重要です。

解説

本症例は痔核が最も考えられます。便秘があると、排便時に強くいきみやすくなり、肛門部の静脈圧が高まって痔核が悪化します。

生活指導では、水分を十分に摂り、食物繊維を適度に摂取し、便を硬くしないようにします。長時間の座業では、適度に立ち上がって肛門部のうっ血を防ぐことも大切です。

肛門部を冷やすと血流が悪くなり、症状を悪化させることがあります。強くいきんで出し切ることは痔核を悪化させます。腹筋運動は便秘予防に役立つ場合がありますが、本症例で最も基本となる指導は水分摂取です。

生活指導のポイント
痔核では、便秘を防ぐ、いきまない、長時間座りっぱなしを避ける、肛門部を清潔に保つことが大切です。

選択肢の確認

1.肛門部を冷やす。
誤り。
肛門部を冷やすと血流が悪くなり、症状の改善につながりにくいことがあります。痔核では冷やすよりも便秘予防と血流改善を考えます。

2.いきんで便を出し切る。
誤り。
強くいきむと肛門部の静脈圧が上がり、痔核を悪化させます。排便時のいきみを減らすことが重要です。

3.水分を多めに摂る。
正しい。
水分摂取は便を硬くしにくくし、便秘改善に役立ちます。痔核を悪化させるいきみを減らす生活指導として適切です。

4.毎日腹筋運動をする。
誤り。
運動習慣は便秘予防に役立つことがありますが、毎日の腹筋運動を最優先するより、まず水分摂取と排便習慣の改善が重要です。

覚えるポイント

  • 痔核では便秘と強いいきみを避けます。
  • 水分を十分に摂り、便を硬くしないようにします。
  • 長時間座位は肛門部のうっ血につながるため注意します。

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