34AM65第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

リハビリテーション・生活支援神経リハビリテーション脳・脊髄・末梢神経

脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、脊髄損傷で起こる自律神経過反射の誘因と症状を確認します。

自律神経過反射では、膀胱や腸管などからの刺激が誘因になり、急激な血圧上昇を起こします。

解説

自律神経過反射は、高位脊髄損傷患者でみられる危険な自律神経反応です。

代表的な誘因は、膀胱の過膨張、尿道カテーテルの閉塞、便秘、褥瘡、皮膚刺激などです。損傷レベル以下からの刺激に対して交感神経が過剰に反応し、血管収縮と血圧上昇が起こります。

症状としては、急激な高血圧、拍動性頭痛、発汗、顔面紅潮、徐脈などがみられます。放置すると脳出血などの危険があります。

安全管理上のポイント
自律神経過反射では、まず膀胱過膨張や便秘などの誘因を確認して取り除きます。急激な血圧上昇は危険サインです。

選択肢の確認

1.起立性低血圧を生じる。
誤り。
起立性低血圧は脊髄損傷でみられることがありますが、自律神経過反射の主症状は急激な血圧上昇です。

2.けいれん発作を合併する。
誤り。
けいれん発作が自律神経過反射の代表的特徴ではありません。重要なのは高血圧、頭痛、発汗、徐脈などです。

3.頻脈を生じる。
誤り。
自律神経過反射では急激な血圧上昇に対する反射として徐脈がみられることがあります。頻脈が代表的所見ではありません。

4.膀胱の過膨張が誘因となる。
正しい。
膀胱の過膨張は自律神経過反射の代表的誘因です。尿閉やカテーテル閉塞にも注意します。

覚えるポイント

  • 自律神経過反射は高位脊髄損傷で重要です。
  • 膀胱過膨張、便秘、皮膚刺激が誘因になります。
  • 急激な血圧上昇、頭痛、発汗、徐脈に注意します。

関連問題

34AM6434AM66
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)