34AM57|第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床医学疾患各論循環器・救急
動脈硬化症について最も適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、動脈硬化症の病態と合併症を確認します。
動脈硬化は血管が硬く狭くなる病態で、脳梗塞や心筋梗塞などの原因になります。
解説
動脈硬化では、血管壁に脂質が沈着し、炎症や線維化が進み、アテロームが形成されます。血管の内腔が狭くなったり、血栓ができたりすると、臓器への血流が障害されます。
脳の動脈に動脈硬化が起こると、脳血流が低下したり血栓が詰まったりして脳梗塞の原因になります。冠動脈では狭心症や心筋梗塞、下肢動脈では閉塞性動脈硬化症に関係します。
血管の弾性は亢進ではなく低下します。HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収する方向に働き、アテローム形成を抑える方向に関係します。アテローム形成の評価では頸動脈エコーなどが用いられることがあります。
ひっかけポイント
LDLはアテローム形成を促進、HDLは抑制方向です。動脈硬化では血管の弾性は低下します。
選択肢の確認
1.脳梗塞の原因となる。
正しい。
動脈硬化により脳血管が狭窄したり血栓が形成されたりすると、脳梗塞の原因になります。
2.血管の弾性は亢進する。
誤り。
動脈硬化では血管壁が硬くなり、弾性は低下します。弾性が亢進するわけではありません。
3.HDLコレステロールはアテローム形成を促進する。
誤り。
HDLコレステロールは余分なコレステロールの回収に関係し、アテローム形成を抑える方向に働きます。促進するのはLDLコレステロールが重要です。
4.アテローム形成の評価は腹部大動脈で行う。
誤り。
アテローム形成の評価では頸動脈エコーなどが用いられることがあります。腹部大動脈で行うと限定するのは不適切です。
覚えるポイント
- 動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
- 動脈硬化では血管の弾性が低下します。
- LDLは動脈硬化を促進、HDLは抑制方向に働きます。