33PM122第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

臨床応用・症例治療運動器疾患肩関節障害

次の症例で、病態の確認を目的に行う徒手検査法として最も適切なのはどれか。 「23歳の男性。野球の投手。2か月前から投球動作時に肩関節外側に痛みを自覚する。現在、夜間痛もみられる。」

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、投球動作で悪化する肩関節痛に対する徒手検査を確認します。

肩関節外側痛、投球時痛、夜間痛がある場合は、腱板障害や肩峰下インピンジメントを疑い、ペインフルアークサインが重要です。

解説

ペインフルアークサインは、肩関節を外転していく途中で痛みが出るかを確認する検査です。

肩峰下で腱板や滑液包が圧迫される病態では、外転の途中で痛みが出やすくなります。野球の投手では、反復する投球動作により肩関節周囲の軟部組織に負担がかかり、肩関節外側痛や夜間痛を生じることがあります。

トムゼンテストは上腕骨外側上顆炎、ジャクソンテストは頸椎神経根症状、モーレイテストは胸郭出口症候群の評価に用います。

ひっかけポイント
肩関節外側痛と投球時痛なら肩関節周囲を評価します。肘、頸椎、胸郭出口の検査と混同しないようにします。

選択肢の確認

1.ペインフルアークサイン
正しい。
ペインフルアークサインは肩関節外転時の痛みを確認する検査です。腱板障害や肩峰下インピンジメントを疑う本症例に最も適切です。

2.トムゼンテスト
誤り。
トムゼンテストは手関節背屈に抵抗を加えて肘外側痛を誘発する検査で、上腕骨外側上顆炎の評価に用います。肩関節外側痛の確認には不適切です。

3.ジャクソンテスト
誤り。
ジャクソンテストは頸椎を圧迫して神経根症状を誘発する検査です。頸椎由来の上肢症状を確認する検査であり、本症例の投球時肩痛の確認には最も適切ではありません。

4.モーレイテスト
誤り。
モーレイテストは斜角筋部で腕神経叢を圧迫し、胸郭出口症候群を評価する検査です。肩峰下インピンジメントを確認する検査ではありません。

覚えるポイント

  • ペインフルアークサインは肩関節外転時痛を確認します。
  • 肩峰下インピンジメントや腱板障害で重要です。
  • トムゼンテストは上腕骨外側上顆炎、ジャクソンテストは頸椎神経根症、モーレイテストは胸郭出口症候群で用います。

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