34PM131第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

東洋医学臨床論運動器・神経障害の施術肩関節・腰椎神経根・ギヨン管・顔面神経痛・橈骨神経麻痺・スポーツ障害

筋緊張亢進により肩関節の内旋制限がみられる患者に対して、施術対象となる筋はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、肩関節の内旋制限を起こす筋を考えます。

内旋が制限される場合、反対方向である外旋に働く筋の緊張亢進が原因になることがあります。

解説

肩関節の内旋を制限しやすい筋として重要なのは、外旋筋である棘下筋です。

棘下筋は肩甲骨の棘下窩から起こり、上腕骨大結節に停止します。主な作用は肩関節の外旋です。棘下筋の筋緊張が高まると、肩関節を内旋方向へ動かしにくくなります。

一方、大円筋や肩甲下筋は肩関節の内旋に働く筋です。これらが緊張すると外旋制限を考えます。上腕三頭筋は肘関節伸展が主な働きで、肩関節内旋制限の主因としては適切ではありません。

ひっかけポイント
「内旋制限」と問われたら、内旋筋ではなく、内旋と反対の働きをする外旋筋の短縮や緊張を考えます。

選択肢の確認

1.棘下筋
正しい。
棘下筋は肩関節の外旋筋です。筋緊張亢進により外旋位に引かれると、反対方向である内旋が制限されやすくなります。

2.大円筋
誤り。
大円筋は肩関節の内旋、内転、伸展に働きます。緊張亢進では外旋制限を考える筋であり、内旋制限の施術対象としては棘下筋が適切です。

3.肩甲下筋
誤り。
肩甲下筋は肩関節の代表的な内旋筋です。緊張すると外旋が制限されやすく、内旋制限を起こす筋としては不適切です。

4.上腕三頭筋
誤り。
上腕三頭筋は主に肘関節の伸展に働きます。長頭は肩関節にも関与しますが、肩関節内旋制限の主な施術対象ではありません。

覚えるポイント

  • 肩関節の外旋筋には棘下筋と小円筋があります。
  • 棘下筋の緊張亢進では内旋制限が起こりやすいです。
  • 肩甲下筋と大円筋は内旋筋です。
  • 関節可動域制限では、制限方向と反対に働く筋の緊張を考えます。

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