34PM101第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

東洋医学概論病因病機風邪・三毒説・肝気鬱結・陰虚内熱・胃熱

次の症例の病証でみられる舌所見はどれか。「28歳の男性。眉間の痛みを伴う頭痛。随伴症状は鼻出血、呑酸、げっぷ、不眠、便秘、食後すぐに空腹感が起こる。脈は滑数、腹は胃脘部の圧痛を認める。」

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、症例から胃熱を考え、熱証に対応する舌苔を選びます。

鼻出血、呑酸、げっぷ、便秘、食後すぐの空腹感、滑数脈、胃脘部圧痛は、胃に熱がある病証を示します。

解説

胃熱では、胃の熱が上逆して呑酸、げっぷ、口臭、歯肉の腫れ、鼻出血などを起こすことがあります。また、胃の消化亢進により食後すぐ空腹感が出ることがあります。

熱が強く津液を消耗すると便秘もみられます。脈が滑数であることも、熱や痰熱、食滞などを考える手がかりになります。

熱証で典型的にみられる舌苔は黄苔です。白苔は寒証や表証、薄苔は病が浅い状態、剥苔は胃陰不足などで考えます。

まず見るポイント
黄苔は熱証、白苔は寒証や表証と覚えます。便秘、鼻出血、数脈があれば熱を考えます。

選択肢の確認

1.薄苔
誤り。
薄苔は病が浅い場合や正常に近い舌苔でみられます。この症例では胃熱を示す症状が多く、黄苔が適切です。

2.白苔
誤り。
白苔は寒証や表証などでみられやすい舌苔です。鼻出血、便秘、滑数脈など熱を示す所見とは合いません。

3.黄苔
正しい。
黄苔は熱証でみられやすい舌所見です。この症例では胃熱が考えられるため、黄苔が最も適切です。

4.剥苔
誤り。
剥苔は胃陰不足や気陰両虚などでみられることがあります。この症例では胃熱による黄苔が適切です。

覚えるポイント

  • 黄苔は熱証でみられます。
  • 白苔は寒証や表証で考えます。
  • 胃熱では呑酸、げっぷ、便秘、食欲亢進、鼻出血などがみられます。
  • 数脈は熱を示す重要な所見です。

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