33PM178|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
きゅう理論灸刺激と生体反応熱刺激伝導・軸索反射・炎症メディエーター・痛覚過敏
透熱灸による炎症反応で、アナフィラトキシンとして作用するのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
炎症反応に関わる物質のうち、アナフィラトキシンと呼ばれるものを選ぶ問題です。補体が活性化されて生じるC3aやC5aは、肥満細胞の脱顆粒や血管透過性亢進を促すアナフィラトキシンです。
解説
透熱灸による組織損傷では、局所の炎症反応に伴って補体系が活性化されます。補体成分が分解されて生じるC3aとC5aはアナフィラトキシンとして働き、肥満細胞からのヒスタミン放出、血管拡張、血管透過性亢進、白血球遊走などを促します。
したがって、アナフィラトキシンとして作用するのは補体です。
選択肢の確認
1.IgE:誤り。IgEは即時型アレルギーで肥満細胞表面に結合する抗体ですが、IgE自体をアナフィラトキシンとは呼びません。
2.補体:正しい。補体の分解産物であるC3aやC5aがアナフィラトキシンとして作用するため正しいです。
3.コルチゾール:誤り。コルチゾールは副腎皮質ホルモンで、一般に抗炎症作用を示します。アナフィラトキシンではありません。
4.ヒスタミン:誤り。ヒスタミンは肥満細胞などから放出される炎症メディエーターですが、アナフィラトキシンという名称は補体分解産物に用います。
覚えるポイント
- アナフィラトキシンはC3a・C5a。
- C3a・C5aは補体の分解産物。
- 肥満細胞脱顆粒と血管透過性亢進を促す。
- IgEやヒスタミンそのものとは区別する。