33PM148|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論弁証論治・病証別治療季節脈・五刺・湿熱性脱毛・肺気虚・腎気虚・IBS治療
次の症例に対し、難経六十九難に基づき補法を行う治療穴はどれか。「82歳の女性。主訴は尿漏れ。くしゃみをしたり、重い荷物を持ったりするときに起こる。尿の回数は多く、足腰のだるさ、倦怠感を伴う。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
尿漏れの状況と腎虚所見から病証を定め、難経六十九難の母穴補法を適用する問題です。腎虚に対して、腎経の母穴である復溜を補います。
解説
くしゃみや重量物挙上で起こる尿漏れは現代医学的には腹圧性尿失禁を示します。東洋医学的には、頻尿、足腰のだるさ、倦怠感を伴うことから腎気虚による固摂失調を考えます。
腎は五行で水です。水の母は金なので、「虚すればその母を補う」により、足の少陰腎経の経金穴である復溜を補います。
選択肢の確認
1.足臨泣:誤り。足臨泣は足の少陽胆経の兪木穴で、腎水の母穴ではありません。
2.曲泉:誤り。曲泉は足の厥陰肝経の合水穴です。
3.束骨:誤り。束骨は足の太陽膀胱経の兪木穴です。
4.復溜:正しい。復溜は足の少陰腎経の経金穴で、水の母である金に当たるため正しいです。
覚えるポイント
- 腹圧性尿失禁は咳・くしゃみ・挙上で漏れる。
- 頻尿・腰膝酸軟・倦怠感は腎気虚の手掛かり。
- 腎は水、水の母は金。
- 復溜は腎経の経金穴。