33AM88第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

臨床医学各論症例問題腕神経叢損傷・尺骨神経障害・膝関節痛

次の症例について、「78歳の肥満女性。以前から腰痛があった。3日前から左膝内側の痛みが出現。市販の外用薬を使用して様子をみていたが、歩行時痛が増強してきたため来院した。」運動療法で適切でないのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題は「運動療法で適切でないもの」を選ぶ問題です。

高齢、肥満、膝内側痛、歩行時痛からは、変形性膝関節症を考えます。膝への過負荷を避けながら筋力と持久力を維持することが大切です。

解説

変形性膝関節症では、膝関節への過度な荷重や長時間歩行により疼痛が悪化することがあります。特に肥満がある場合、膝関節への負担が大きくなります。

運動療法では、水中ウォーキングのように膝への荷重を軽減できる運動、大腿四頭筋訓練、体幹筋訓練などが有用です。大腿四頭筋は膝関節を安定させる重要な筋です。

一方、痛みが増強している時期に長距離歩行を行うと、膝関節への負荷が増え、症状を悪化させる可能性があります。

安全管理上のポイント
膝痛の運動療法では、痛みを悪化させない範囲で行います。量を増やすより、低負荷で継続できる内容を選びます。

選択肢の確認

1.水中ウォーキング
適切です。
水中では浮力により膝への荷重が軽減されます。肥満や膝痛がある患者でも比較的安全に行いやすい運動です。

2.体幹筋訓練
適切です。
体幹筋を鍛えることで姿勢や歩行の安定性が高まり、下肢への負担軽減につながります。腰痛のある症例でも重要です。

3.大腿四頭筋訓練
適切です。
大腿四頭筋は膝関節の安定に重要です。変形性膝関節症では大腿四頭筋訓練が基本的な運動療法になります。

4.長距離歩行
正答。適切ではありません。
長距離歩行は膝関節への荷重を増やし、疼痛を悪化させる可能性があります。歩行時痛が増強している本症例では不適切です。

覚えるポイント

  • 変形性膝関節症では膝への過負荷を避けます。
  • 大腿四頭筋訓練は膝関節安定化に重要です。
  • 水中ウォーキングは荷重を軽減できます。
  • 長距離歩行は疼痛悪化につながることがあります。
  • 運動療法は痛みの程度に合わせて調整します。

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