33AM70|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学各論神経・認知症・神経筋疾患アルツハイマー病・前頭側頭型認知症・パーキンソン病・ALS
筋萎縮性側索硬化症でよくみられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、筋萎縮性側索硬化症で障害されやすい機能と、比較的保たれやすい機能を区別します。
筋萎縮性側索硬化症では運動ニューロンが障害され、筋力低下、筋萎縮、構音障害、嚥下障害、呼吸障害が問題になります。
解説
筋萎縮性側索硬化症は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが進行性に障害される疾患です。四肢の筋力低下、筋萎縮、線維束性収縮、痙縮などがみられます。
球麻痺症状として、構音障害や嚥下障害がよくみられます。嚥下障害は誤嚥性肺炎や栄養障害につながるため重要です。
一方、膀胱直腸障害や眼球運動障害は比較的保たれやすいとされます。褥瘡は進行して寝たきりになると起こり得ますが、ALSそのものに特有の初期・代表症状としては嚥下障害が適切です。
ひっかけポイント
ALSでは感覚、眼球運動、膀胱直腸機能は比較的保たれやすいと覚えます。
選択肢の確認
1.膀胱直腸障害
誤り。
筋萎縮性側索硬化症では膀胱直腸機能は比較的保たれやすいです。代表的症状としては不適切です。
2.眼球運動障害
誤り。
眼球運動は比較的保たれやすい機能です。進行例で問題になることはあっても、よくみられる代表症状としては嚥下障害が適切です。
3.嚥下障害
正しい。
筋萎縮性側索硬化症では球麻痺により嚥下障害がみられます。誤嚥や栄養管理の面で重要です。
4.褥瘡
誤り。
褥瘡は長期臥床や圧迫により生じる合併症です。ALSの代表的神経症状としては嚥下障害を選びます。
覚えるポイント
- ALSでは上位・下位運動ニューロンが障害されます。
- 嚥下障害や構音障害がみられます。
- 眼球運動は比較的保たれやすいです。
- 膀胱直腸障害も比較的少ないです。
- 嚥下障害では誤嚥性肺炎に注意します。