33AM57|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学各論消化器・肝胆膵胃食道逆流症・炎症性腸疾患・膵癌・アニサキス
胃食道逆流症について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、胃食道逆流症の病態と、長期刺激による食道粘膜変化が問われています。
胃酸逆流が続くと、食道下部の扁平上皮が円柱上皮へ置き換わることがあります。これはバレット食道として重要です。
解説
胃食道逆流症では、下部食道括約筋の機能低下などにより、胃酸や胃内容物が食道へ逆流します。胸やけ、呑酸、胸痛、咳などの症状が出ることがあります。
食道下部は本来、扁平上皮で覆われています。胃酸による慢性的な刺激が続くと、食道下部の扁平上皮が円柱上皮化することがあります。これをバレット食道と呼び、食道腺癌のリスクと関係します。
肥満や体重増加は腹圧上昇により逆流を悪化させる要因です。症状改善には体重管理、食後すぐ横にならない、脂肪食や飲酒を控えるなどが重要です。
ひっかけポイント
胃食道逆流症では下部食道括約筋の緊張低下を考えます。長期化するとバレット食道が問題になります。
選択肢の確認
1.食道下部輪走筋は緊張する。
誤り。
胃食道逆流症では下部食道括約筋の機能低下や一過性弛緩が関係します。緊張が強くなる病態ではありません。
2.食道内圧は上昇する。
誤り。
胃食道逆流症では下部食道括約筋圧の低下などにより逆流が起こります。食道内圧上昇が主病態ではありません。
3.食道下部扁平上皮は円柱上皮化する。
正しい。
胃酸逆流が慢性的に続くと、食道下部の扁平上皮が円柱上皮化することがあります。バレット食道として重要です。
4.体重増加によって症状は改善する。
誤り。
体重増加や肥満は腹圧を高め、胃食道逆流症を悪化させる要因になります。減量が症状改善に有用な場合があります。
覚えるポイント
- 胃食道逆流症では胃酸が食道へ逆流します。
- 下部食道括約筋機能低下が関係します。
- 食道下部扁平上皮の円柱上皮化はバレット食道です。
- 肥満や食後すぐの臥位は逆流を悪化させます。