32PM93|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学概論病因病機・五行本虚標実・長夏の湿邪・三毒説・相剋
本虚標実証に含まれるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、本虚標実証の代表病証を選びます。
本虚標実証とは、根本には虚があり、その上に実の症状が現れている状態です。
解説
肝陽上亢は、肝腎陰虚などを本として、陰が陽を抑えられなくなり、陽が上へ亢進する病証です。
つまり、根本には陰血や腎陰の不足という本虚があり、表面には頭痛、めまい、顔面紅潮、怒りっぽい、脈弦などの陽亢という標実が現れます。したがって、本虚標実証に含まれる代表は肝陽上亢です。
肝鬱気滞、肝火犯肺、心肝火旺は、気滞や火熱などの実証として整理されやすく、本虚標実の代表としては肝陽上亢が最も適切です。
ひっかけポイント
肝陽上亢は「陽が強すぎる」だけでなく、根本に陰の不足があることを押さえます。
選択肢の確認
1.肝鬱気滞
誤り。
肝鬱気滞は、肝の疏泄失調により気の巡りが滞る病証です。気滞の実証として整理され、本虚標実証の代表ではありません。
2.肝陽上亢
正しい。
肝陽上亢は、肝腎陰虚などを本として陽が上亢する病証です。本虚標実証の代表として適切です。
3.肝火犯肺
誤り。
肝火犯肺は、肝火が肺を犯し、咳、胸脇痛、血痰などを起こす病証です。火熱の実証として考えます。
4.心肝火旺
誤り。
心肝火旺は、心火と肝火が強くなり、不眠、いらだち、口苦、目の充血などを起こす実熱証です。本虚標実証の代表ではありません。
覚えるポイント
- 本虚標実証は、根本が虚、表面症状が実の状態です。
- 肝陽上亢は肝腎陰虚などを本とすることがあります。
- 肝陽上亢では頭痛、めまい、顔面紅潮、怒りっぽさが重要です。
- 肝鬱気滞、肝火犯肺、心肝火旺は実証として整理します。