32PM179|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
きゅう理論灸刺激と生体反応温熱伝達・脳幹網様体・交感神経・胃運動・炎症・コルチゾール
透熱灸による急性炎症反応で最も遅く出現するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、透熱灸による急性炎症反応の時間経過が問われています。
炎症の初期には化学メディエーターの放出や血管反応が起こり、後期には修復過程として膠原線維の産生が進みます。
解説
透熱灸では、局所に熱刺激による組織反応が起こります。急性炎症では、まず血管拡張、血管透過性亢進、化学メディエーターの放出、血漿成分の滲出などが起こります。
ブラジキニンやセロトニンは炎症初期に関係する化学メディエーターです。補体の滲出も炎症反応の比較的早い段階で関係します。
一方、膠原線維の産生は、炎症後の組織修復や瘢痕形成に関係する反応です。線維芽細胞が働き、組織修復が進む段階でみられるため、選択肢の中では最も遅く出現します。
ひっかけポイント
急性炎症の初期はメディエーター放出と滲出、後期は修復と膠原線維産生です。
選択肢の確認
1.ブラジキニンの放出
誤り。
ブラジキニンは疼痛や血管透過性亢進に関係する炎症メディエーターで、炎症の比較的早期に関与します。
2.セロトニンの放出
誤り。
セロトニンは血小板などから放出され、炎症初期の血管反応に関係します。最も遅い反応ではありません。
3.補体の滲出
誤り。
補体は炎症反応で血管外へ滲出し、免疫・炎症反応に関与します。膠原線維産生より早い段階でみられます。
4.膠原線維の産生
正しい。
膠原線維の産生は線維芽細胞による修復過程で起こります。急性炎症反応の中では最も遅く出現する反応です。
覚えるポイント
- 炎症初期には化学メディエーターの放出が起こります。
- ブラジキニンやセロトニンは炎症初期に関係します。
- 補体の滲出も炎症反応の一部です。
- 膠原線維の産生は修復過程で遅れて出現します。