32PM176|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
きゅう理論灸刺激と生体反応温熱伝達・脳幹網様体・交感神経・胃運動・炎症・コルチゾール
透熱灸刺激の伝導に関係するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、透熱灸による侵害性温熱刺激が、中枢でどのような系と関係するかが問われています。
透熱灸刺激は痛みや熱刺激として伝わり、自律神経反応や覚醒反応にも関係する脳幹網様体が重要です。
解説
透熱灸は強い温熱刺激を皮膚に与えます。この刺激は侵害受容器を興奮させ、脊髄後角を経由して中枢へ伝わります。
侵害刺激は、脊髄視床路だけでなく、脳幹網様体を含む経路にも関係します。脳幹網様体は、痛み刺激に対する覚醒、自律神経反応、情動反応などに関係します。
脊髄前角は主に運動ニューロンがある部位です。薄束や内側毛帯は識別性触覚、振動覚、深部感覚などの後索内側毛帯系に関係し、透熱灸の侵害性温熱刺激の伝導としては脳幹網様体が最も適切です。
ひっかけポイント
痛みや強い温熱刺激は、単なる触覚の経路ではなく、脳幹網様体を介した自律神経・覚醒反応にも関係します。
選択肢の確認
1.脊髄前角
誤り。
脊髄前角は体性運動ニューロンが存在する部位です。透熱灸刺激の伝導に最も関係する部位としては不適切です。
2.薄束
誤り。
薄束は後索内側毛帯系の一部で、下半身からの識別性触覚、振動覚、深部感覚などを伝えます。透熱灸の侵害性温熱刺激の主経路ではありません。
3.脳幹網様体
正しい。
脳幹網様体は侵害刺激による覚醒反応や自律神経反応に関係します。透熱灸刺激の伝導に関係するものとして最も適切です。
4.内側毛帯
誤り。
内側毛帯は後索路から続く感覚伝導路で、識別性触覚や深部感覚に関係します。透熱灸刺激の伝導としては脳幹網様体が適切です。
覚えるポイント
- 透熱灸は侵害性温熱刺激を与えます。
- 侵害刺激は脳幹網様体を介した反応に関係します。
- 薄束と内側毛帯は後索内側毛帯系です。
- 脊髄前角は運動ニューロンの部位です。