32PM156|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論弁証論治・要穴治療難経六十九難・心火・絡穴・足陽明病証・十二刺・痰湿・胃熱・湿熱・腎陽虚
次の文で示す病証について、問いに答えよ。「34歳の女性。不妊症で来院。月経量は少なく、経遅がある。少し動いただけで短気が生じ、四肢厥冷もある。最近は腰膝酸軟を伴う。舌は淡で胖大、脈は沈遅を認める。」本病証の治療穴として最も適切な背部兪穴の高さはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、腎陽虚に対する背部兪穴の高さを選びます。
腎の背部兪穴は腎兪で、第2腰椎棘突起下縁の外方に取ります。
解説
症例では、不妊、経遅、四肢厥冷、腰膝酸軟、淡胖舌、沈遅脈がみられます。これは腎陽虚の病証です。
腎の働きを補う背部兪穴は腎兪です。腎兪は第2腰椎棘突起下縁の外方1寸5分にあります。
したがって、本病証の治療穴として最も適切な背部兪穴の高さは、第2腰椎棘突起下縁です。
ひっかけポイント
腎兪は第2腰椎、脾兪は第11胸椎、胃兪は第12胸椎、膈兪は第7胸椎と整理します。
選択肢の確認
1.第3胸椎棘突起下縁
誤り。
第3胸椎棘突起下縁は肺兪の高さです。腎陽虚に対する腎兪の高さではありません。
2.第9胸椎棘突起下縁
誤り。
第9胸椎棘突起下縁は肝兪の高さです。月経や肝血の問題では関係することがありますが、本症例の腎陽虚には第2腰椎が適切です。
3.第12胸椎棘突起下縁
誤り。
第12胸椎棘突起下縁は胃兪の高さです。胃腸症状では用いられますが、腎兪の高さではありません。
4.第2腰椎棘突起下縁
正しい。
腎兪は第2腰椎棘突起下縁の外方にあります。腎陽虚による不妊、経遅、冷え、腰膝酸軟に対する治療穴として適切です。
覚えるポイント
- 腎陽虚では冷え、不妊、経遅、腰膝酸軟を考えます。
- 腎の背部兪穴は腎兪です。
- 腎兪は第2腰椎棘突起下縁の外方にあります。
- 背部兪穴は臓腑名と高さをセットで覚えます。