32AM82|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学各論運動器・整形外科L5神経根・骨肉腫・関節リウマチ・胸郭出口症候群・肘周囲骨折・腰椎椎間板ヘルニア
胸郭出口症候群に最も関与するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、胸郭出口症候群で圧迫される部位の解剖を確認します。
胸郭出口症候群では、腕神経叢や鎖骨下動静脈が、斜角筋隙、肋鎖間隙、小胸筋下などで圧迫されます。特に第1肋骨は重要な構成要素です。
解説
胸郭出口症候群は、頸部から上肢へ向かう神経や血管が圧迫され、上肢のしびれ、痛み、だるさ、冷感などを生じる疾患です。
代表的な圧迫部位には、前斜角筋と中斜角筋、第1肋骨でつくられる斜角筋隙があります。また、鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙も重要です。
このように、第1肋骨は胸郭出口の狭い通路を構成するため、胸郭出口症候群に最も関与する構造として適切です。
ひっかけポイント
胸郭出口症候群では、腕神経叢、鎖骨下動静脈、前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨、鎖骨をセットで覚えます。
選択肢の確認
1.胸骨
誤り。
胸骨は前胸部の中央にある骨で、肋骨や鎖骨と連結します。胸郭出口症候群の圧迫部位として最も重要な構造ではありません。
2.大胸筋
誤り。
大胸筋は前胸部の大きな筋ですが、胸郭出口症候群で代表的に問題となるのは小胸筋下や斜角筋隙です。大胸筋は最も関与する構造ではありません。
3.第1肋骨
正しい。
第1肋骨は斜角筋隙や肋鎖間隙の構成要素です。腕神経叢や鎖骨下血管の圧迫に関係し、胸郭出口症候群で重要です。
4.胸鎖乳突筋
誤り。
胸鎖乳突筋は頸部の表層筋で、頭頸部の運動に関与します。胸郭出口症候群の主な圧迫部位を構成する筋ではありません。
覚えるポイント
- 胸郭出口症候群では腕神経叢や鎖骨下血管が圧迫されます。
- 第1肋骨は斜角筋隙と肋鎖間隙に関係します。
- 斜角筋隙は前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨で構成されます。
- 上肢のしびれ、だるさ、冷感では胸郭出口症候群を鑑別します。