46PM60第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識安全性・信頼性リスクマネジメント・保守/信頼性・ヒューマンエラー対策

電気メスのメス先電極(アクティブ電極)でフールプルーフの概念を取り入れている部分はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、電気メスのアクティブ電極におけるフールプルーフの考え方が問われています。

フールプルーフとは、使用者が誤った操作をしようとしても、構造上その誤操作が起こりにくい、または起こせないようにする設計です。

図では、Eの本体と接続するプラグが、誤接続を防ぐための形状やピン配置を持つ部分として、フールプルーフの概念を取り入れている部分に該当します。

解説

電気メスは、高周波電流を利用して組織を切開・凝固する治療機器です。

アクティブ電極は術者が手に持つ部分で、メス先から高周波電流が出力されます。誤操作や誤接続があると、意図しない通電、熱傷、機器破損などにつながるおそれがあります。

図で見るポイント
図では、Aがメス先、Bがスイッチ、Cがグリップ、Dがコード、Eが電気メス本体と接続するプラグです。フールプルーフの代表例として見るべき部分は、Eのプラグです。

本体と接続するプラグは、端子の形状や配置により、誤った向きや不適切な端子へ接続しにくくする設計が可能です。

このように、使用者の注意だけに頼らず、構造として誤接続を防ぐ考え方がフールプルーフです。

一方、メス先、スイッチ、グリップ、コードも安全に関係する部品ですが、この問題で問われるフールプルーフの概念を最も明確に取り入れているのは、接続部であるプラグです。

ひっかけポイント
フールプルーフは「注意して使う」ことではなく、「間違った使い方をしにくい構造にする」ことです。電気メスでは、誤接続を防ぐプラグ形状が代表例です。

ME機器管理での注意点
電気メスでは、アクティブ電極、対極板、コード、プラグ、出力設定、ホルスタ収納を確認します。特に接続部は、緩み、破損、誤接続がないかを使用前点検で確認します。

選択肢の確認

1.A:メス先
誤り。
メス先は組織へ高周波電流を集中させ、切開や凝固を行う先端部です。治療作用を直接生じる重要な部位ですが、誤接続を防ぐフールプルーフの代表的な構造ではありません。

2.B:スイッチ
誤り。
スイッチは切開や凝固などの出力操作に関係します。操作上の安全に重要ですが、この問題で問われているフールプルーフの概念を取り入れた部分として最も適切なのは、本体と接続するプラグです。

3.C:グリップ
誤り。
グリップは術者が保持する部分で、握りやすさや絶縁性などに関係します。安全な操作には重要ですが、誤った接続を防ぐフールプルーフの代表部分ではありません。

4.D:コード
誤り。
コードはアクティブ電極と電気メス本体をつなぐ導線部分です。断線、被覆破損、接触不良などの点検は重要ですが、フールプルーフの概念を取り入れている部分としてはプラグが適切です。

5.E:本体と接続するプラグ
正しい。
本体と接続するプラグは、形状やピン配置によって誤った接続を防ぐ構造にできます。これは、誤使用を起こしにくくするフールプルーフの考え方に該当します。

覚えるポイント

  • フールプルーフは、誤操作や誤接続をしにくくする設計です。
  • 電気メスのアクティブ電極では、プラグ形状やピン配置による誤接続防止が重要です。
  • メス先は出力部、スイッチは操作部、グリップは保持部、コードは接続導線です。
  • 電気メスでは、誤接続、誤通電、熱傷、コード破損、対極板不良に注意します。
  • 図では E:本体と接続するプラグ が正答です。
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