46AM53|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
特定小電力医用テレメータにおける混信の原因はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、ME機器安全管理の医用テレメータで起こる混信の原因が問われています。混信と「受信できない(電波が届かない)」トラブルの違いを区別することがポイントです。
解説
医用テレメータは、患者に付けた送信機から心電図などの生体信号を電波で飛ばし、ナースステーションなどの受信機で受け取るしくみです。複数の患者を同時に監視するため、送信機ごとに違う**チャネル(周波数)**を割り当てて区別します。
ここで重要なのがチャネル管理です。
- 異なる送信機には、必ず異なるチャネルを設定する。
- もし複数の送信機を同じチャネルに設定してしまうと、同じ周波数の電波が重なり合い、波形が乱れたり、別の患者の波形が混ざったりします。これが混信です。
混信は患者の取り違えや誤った監視につながる重大な問題です。原因は「同一チャネルの重複設定」が代表的です。
一方、電池切れや距離が離れていることは、電波が「届かない・弱い(受信できない)」トラブルであって、混信(電波が重なる)とは別の問題です。
ME機器管理での注意点
医用テレメータはチャネルの一元管理が安全管理の要です。同じチャネルの重複使用を防ぐため、チャネルの割り当てを台帳などで管理します。
選択肢の確認
1.ブースタが故障した。
誤り。
ブースタ(増幅器)の故障は受信感度の低下など「受信できない」トラブルにつながりますが、混信の直接の原因ではありません。
2.送信機の電池が切れた。
誤り。
電池切れは送信が止まり「受信できない」状態になる原因で、混信(電波が重なる)の原因ではありません。
3.送信機と受信アンテナの距離が離れている。
誤り。
距離が離れると電波が弱くなり受信不良になりますが、これは混信ではなく受信レベル低下の問題です。
4.受信機に設定したチャネルが送信機と異なる。
誤り。
チャネルが食い違うと、その送信機の信号を受信できません。これは受信不能の原因であって、混信の原因ではありません。
5.複数の送信機を同一チャネルに設定して使用した。
正しい。
同じチャネルの電波が重なり合い、波形の乱れや別患者の波形混入が起こります。これが混信の代表的な原因です。
覚えるポイント
- 医用テレメータの混信は、複数の送信機を同一チャネルで使うことが代表的原因。
- 電池切れ・距離・チャネル不一致は「受信できない」トラブルで、混信とは別。
- 送信機ごとに異なるチャネルを割り当て、一元管理する。
- 混信は患者取り違えにつながる重大問題。