46AM45第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用輸液・注入機器/輸液ポンプ・シリンジポンプ

ペリスタルティック方式の輸液ポンプが自動的に検知できないのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、医用治療機器輸液ポンプ(ペリスタルティック方式)が備える安全機能(アラーム)のうち、自動で検知できないものが問われています。ポンプが何を監視しているかを理解することがポイントです。

解説

**ペリスタルティック方式(ペリスタリック方式)**の輸液ポンプは、チューブをローラーなどでしごいて輸液を送る方式です。多くの安全機能(アラーム)を備えています。

主な検知機能:

  • 閉塞検知:チューブが折れたり詰まったりして圧が上がると検知する。
  • 気泡検知:回路内に気泡が入ると超音波などで検知する。
  • 開始忘れ・動作監視:設定後に開始操作がされていない、扉が開いている、などを検知する。
  • バッテリー(電源)監視:電池の電圧低下を検知する。

一方、抜針(点滴の針が血管から抜けてしまい、薬液が血管外に漏れる状態)は、ポンプ側から見るとチューブ内の圧や流れがほとんど変わらないため、自動では検知できません。抜針が起きても閉塞アラームは鳴らず、薬液が皮下に漏れ続ける危険があります。

ME機器管理での注意点
輸液ポンプは閉塞や気泡は検知できますが、抜針や血管外漏れ(漏出)は検知できません。これらは目視や患者観察での確認が欠かせません。

選択肢の確認

1.抜針
正答。検知できません。
抜針が起きてもチューブ内の圧や流量が大きく変わらないため、ポンプは自動で検知できません。目視や患者の観察で確認する必要があります。

2.輸液開始忘れ
誤り。
設定後に開始操作がされていないことなどは、動作監視のアラームで検知できます。検知できないものではありません。

3.輸液回路の閉塞
誤り。
チューブの折れや詰まりで圧が上がると、閉塞検知機能で検知できます。

4.輸液回路内の気泡
誤り。
回路内の気泡は、**気泡検知(超音波式など)**で自動的に検知できます。

5.バッテリーの電圧低下
誤り。
電池の電圧低下は電源監視機能で検知し、アラームで知らせます。

覚えるポイント

  • 輸液ポンプは閉塞・気泡・開始忘れ・バッテリー低下などを検知できる。
  • 抜針や血管外漏れ(漏出)は自動検知できない
  • 抜針は圧や流量が変わらないため、目視・患者観察での確認が必須。
  • アラームに頼りきらず、刺入部の観察を怠らないことが安全管理上重要。

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