46AM33|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅱ 実際的知識原理・構造超音波・内視鏡/超音波診断・ドプラ
経皮的冠動脈インターベンションにおいてIVUS(intravascular ultrasound)の使用目的はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、医用画像のうち**IVUS(血管内超音波)**が、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)で何のために使われるのかが問われています。検査(観察)のための装置か、治療(処置)のための装置かを区別します。
解説
IVUS(intravascular ultrasound:血管内超音波)は、先端に超音波探触子を備えた細いカテーテルを冠動脈の中に入れ、血管の内側から超音波を出して、血管の断面像を観察する装置です。
IVUSで分かることの例:
- 血管の内腔の大きさ
- 動脈硬化のプラーク(病変)の性状や量
- 石灰化の有無や広がり
- ステント(治療で留置する金属の筒)が血管壁にしっかり広がって密着しているか
つまりIVUSは画像を見る(観察する)ための装置であり、血管を広げたり、削ったり、吸ったりする治療そのものは行いません。治療方針を決めたり、治療の効果を確認したりするために使います。
第2種MEではここを押さえる
IVUSは「治療機器」ではなく「血管の中から観察する画像(診断)装置」です。何を検出し、何のために使うかを区別して覚えます。
選択肢の確認
1.血管の断面像の観察
正しい。
IVUSはカテーテル先端の超音波探触子で血管内から超音波を出し、血管の断面像を観察する装置です。
2.石灰化病変の切削
誤り。
石灰化病変を削るのはロータブレータなどのアテレクトミー(切削)デバイスの役割です。IVUSは観察に用います。
3.狭窄部位の拡張
誤り。
狭窄部位を広げるのはバルーンカテーテルやステントの役割です。IVUSは拡張は行いません。
4.血栓の吸引
誤り。
血栓を吸い出すのは血栓吸引カテーテルの役割です。IVUSは吸引機能を持ちません。
5.止血
誤り。
止血はIVUSの目的ではありません。IVUSは血管内からの画像観察に用います。
覚えるポイント
- IVUS(血管内超音波)は、血管内から超音波で血管の断面像を観察する画像装置。
- プラークの性状、内腔径、石灰化、ステントの密着状態などを評価する。
- 拡張(バルーン・ステント)、切削(ロータブレータ)、血栓吸引などの治療は行わない。
- 「観察(診断)」のための装置である点が他の処置デバイスと異なる。